2014.04.30 [ILOVE信州]
“小谷村で味わう素朴なつながり(1)”
そして師匠の元でヤギの飼育方法やチーズ作りのノウハウを学ぶことに。ご主人が学んでいる間、澄代さんは地元の新聞社が発行しているミニコミ誌の編集室に就職し、毎月2回の発行に向け、白馬村や小谷村のイベント情報などを取材し、記事の編集を行っていました。
澄代さん:「師匠の元で学んで2年ほど経ったとき、ちょっと状況が変わりまして師匠から事業を全て引き継ぎました。本音を言えば、もう少し勉強させていただきたかったのですが…。
その後、スキー場運営企業の運営方針が変わり移転を繰り返すことになりました。その時に懇意にしていただいていた共働学舎の宮嶋さんの勧めで小谷村に移すことになりました。それが、2013年かな。」
小谷村に移住するとき、共働学舎の宮嶋さんの言葉はもちろん、何より背中を押したのは小谷村の光景だった、と澄代さんは話します。
山に囲まれ、段々畑の中に民家が点在する、そんな里山の風景と、そこで暮らしている人々の姿を垣間見たことが、大きく澄代さんの心に触れたのです。
澄代さん:「ミニコミ誌の取材で小谷村を訪れていたあるとき、軽トラックで演歌を大音量で流しながら魚を売りにきている場面に遭遇したんです。
それまでは、正直どこに人がいるんだろう?ってくらいの静かな雰囲気だったのが、その軽トラックの演歌が聞こえると村のみなさんが家から買いにやってくるんですよ。そういう素朴な光景が、ものすごく胸に残りました。帰って早速主人に『小谷に引っ越そうよ!』と話しましたね。」
こうして紆余曲折あったものの、現在の場所で「風の谷ファーム」を再開。
ヤギの飼育は元々牛舎だったところを、ヤギ達の住まいとして、チーズ作りは使用されていない保育園の施設を借り受けることが出来、「風の谷ファーム」と田浦さんご夫妻は小谷村での新しいスタートを切ったのです。
次回、後編では田浦さんご夫妻が運営する「風の谷ファーム」の様子や移住を考えている方へのメッセージなどをご紹介します。お楽しみに。
●風の谷ファーム http://kazenotanifarm.com/wp/
■田浦さんご夫妻が移住された小谷村
小谷村役場
長野県の北信、大北地域に位置する小谷村は、新潟県妙高市に隣接する、長野県最西北の村です。
標高1600~2800mの高山に囲まれている谷間の風景は、まさに「風の谷」。昔ながらの里山の風景が残り、心にじんわりと温もりが沁みるような村です。
●長野県では、東京・有楽町の東京観光情報センター内に「長野県移住・交流センター」を開設し、県内各市町村とも協力しながら移住に関する取り組みに力を入れています。
また、名古屋・栄、大阪・梅田の各観光情報センターに「移住・交流サポートデスク」を開設し、中京圏や関西圏からの移住をサポートをしています。
信州への移住に関心のある方はお気軽にご来場ください。
また、移住に関するセミナーや相談会、体験ツアーなどが長野県内各地域で行われています。
移住に興味を持たれている方や信州を知りたい方など多くの皆様のご参加をお待ちしております。
信州へ移住を考える人のポータルサイト
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