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“山が好き!写真が好き!自然が好き!信州が好き”(1)

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“山が好き!写真が好き!自然が好き!信州が好き”(1)

このコーナーは、県外から信州へ移住された方に、移住のきっかけや信州での暮らしの様子をお伺いし、長野県の魅力をさらに伝えていこうというコーナーです!

第2回目は、愛知県から上伊那郡飯島町に移住された、伊原さんご夫妻にお話をお伺いしました!


<中央アルプスと南アルプスが一望できる飯島町七久保地区の風光明媚に魅せられて>


愛知県から移築された店舗。
ログハウスというところが
飯島町の風景とマッチしています。

伊原さんご夫妻が、信州に移住したのは2010年。
愛知県にお住まいだった伊原さんは、愛知県内で飲食店を多店舗経営されていました。

しかし、2人でのんびり暮らしたいと、6~7年前に多店舗展開をやめ、愛知県の店舗経営を後継者に譲るとともに、高齢のお母様の余生を過ごす場所として移住を考え始めたそうです。

伊原さんは移住先での仕事として、愛知県から1店舗のみ移築し、飲食店の経営を続けることを考えていたため、飯田市~駒ヶ根市までの各市町村役場や紹介された土地を探し歩いたそうです。

伊原さんが移住地の主な条件として考えていたのは、
○伊那谷であること。
○下水道の設備があり、愛知県で経営していた店舗の移築が可能なところ。
○なるべく無農薬栽培を実践している地域。

当初、移住地は伊原さんが生まれ育った飯田市内で探していたそうですが、なかなか移住の条件にあった物件に出会えず・・・。

幾多の物件探しの末、移住先として上がってきたのが上伊那郡飯島町!

約2~3ヶ月の間、役場とも積極的に情報交換を行い、周りに工場が少ないことや、田園と南アルプス・中央アルプスに囲まれた風光明媚な土地に見せられ、この地を移住先として決断!

(飯島町は、稲作にあまり除草剤を使用しないということも決め手のひとつになったそうです。)


(二つのアルプスと田園が美しい飯島町!)

取材当日は真夏日でしたが、吹き抜ける風がとても気持ち良く、暑さをそれほど感じさせない、まさに“風の谷”のような場所でした。
登山や写真が好きだというご主人が、この風景に魅せられたというのもうなづけます。

<「ふるさと」と「第二の故郷」。二つの垣根を越えて>

明るく、物おじしないタイプのご主人。
地域の方々にも積極的に声をかけ、溶け込んでいったそうです。

その中で感じたのは、今までこの土地に住んでいた方と、新しく土地に来た方とでは考え方が違うということ。

「飯島町に住んでいる方々にとっては、この土地が“ふるさと”ですが、新しくここに移住してきた方々にとっての「ふるさと」はやはり自分の生まれた土地なんですよね。僕は、この垣根を低くしたいし、出来れば取り払いたいんですよ。」とご自身の想いを話してくれました。

(伊原さん)
「“郷に入れば郷に従え”のような考え方の方は多いけれど、新しく地域に入ってきた方というのは、僕みたいな人もいれば、自治会とかには入らず、できればそっとしておいてほしいという人もいる。
後者の方は、移住してみたものの、なんか話が違うと言って帰ってしまう方も多いですから・・・
なんでもかんでも伝統をそのまま押し付けるのではなくて、双方の歩みよりというか・・・融合できる何かが必要だと思っています。」

伊原さんは現在自治会の班長も務めていらっしゃるそうですが、会の集まりの際には、新しく移住してきた方々の考えを正直に話すそうです。

お互いが交流できるような機会が多くなると、より地域も活性化していくのかもしれません。
伊原さんのように双方をつなぐパイプ役のような存在の方がいるということは、これからの地域にとっても強みになるのではないかと感じました。

次回、後編では、伊原さんご夫妻の現在の暮らし、これから移住を考えている方へのアドバイスなどを掲載します。 お楽しみに♪

【伊原さんご夫妻が移住された飯島町】


(道の駅花の里いいじまと中央アルプス)

飯島町は上伊那郡の南部に位置する町で、東には仙丈ケ岳が連なる南アルプス・西には南駒ケ岳を連ねる中央アルプスと、二つのアルプスが望める、眺望の美しい町です。

また、飯島町で栽培される果物は甘みが強いと言われ、かつては梨が皇室に献上されたこともあるとか。

江戸時代におかれた、飯島代官所は、現在「飯島陣屋」として町の歴史のシンボルとなっています。
四季折々の自然と雄大な二つのアルプスが彩なす景色は訪れた方々を癒しています。

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