2020.07.10 [ アーカイブ ]
ちさん探訪記 ~井出川編~
前は、空に向かって生えていた木々も地面が動いたことで、斜めになっています。
これまで井出川では、対策工事としてコンクリートブロックの谷止工、集水ボーリング、根固め工を実施してきました。(建設事務所も下流に砂防堰堤を設置しました。)
今年は、「井戸」と「開削水路」を実施しています。
「ちさんマン、治山事業で実施する『井戸』について、説明してもらえるかな?」
「任しとき!!」
「正式には『集水井』って言うんや。地表から排除でけへん地下深いすべり面付近の地下水を排除するため、深い縦井戸を掘るんやで。その井戸の中から集水ボーリングで水を集めるやで。」
「地すべりは地下水が悪さしとるさかい、それを排除してやるんやで。」
地下水を排除することで、地すべりブロックの移動や地すべりブロック末端の崩壊を抑制します。
井戸に集まった水は、排水ボーリング孔で影響がない所に排水します。
施工方法は、小さい機械を入れて床を掘り、クレーンで土砂を外に出し、コンクリート製のセグメントをはめ込む。
これを繰り返し、堀下げていきます。
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