北信州からごきげんよう 北信地域の現地機関からのお知らせとともに、千年風土の豊穣の地「信越自然郷」の魅力をお届けします。

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「歴史ある農業施設」について 第1弾(勝手にシリーズ化)

こんにちは! 農地整備課ゲンタです。農業土木の技術職員です。

農地整備課では普段の生活では決して意識することのない「歴史ある農業施設」について

紹介したいと思います。

さて突然ですが、北信管内にはきれいな湖がたくさんありますがこのうち農業用ため池はどれでしょう?

          1 希望湖                                                                                 

    kibou

     2 北竜湖

      hokuryu

    3 巣鷹湖

         sutaka     

 

正解は全て農業用ため池です!

 ひっかけでした!

今日はこのうちの一つ希望湖を紹介します。

希望湖は昔から「沼の池」と呼ばれ、元々厚い火山灰に覆われた窪地に水がたまった天然の池でしたが、江戸時代に飯山藩の新田開発の水源として築造された農業用ため池です。

柳原村誌には「此池水は本村の灌漑用水として利用され・・・天正年間始めて堰を開き文化二年に堤塘を築いて水面を拡め・・・」とあります。

                    madarao

                     冬の「沼の池」  遠くに斑尾山を望むことができます。

ちなみに、希望湖は日本画家・東山魁夷の作品「静映」のモデルとしても知られています。

 長野県信濃美術 URL  http://www.npsam.com/about/kaii_shinsyu/kaii_shinsyu03.php

また希望湖は信越トレイルのルートにもなっており、ブナの巨木を楽しむことができます。

信越トレイルオフィシャルサイトURL http://www.s-trail.net/trail/model2.html

このように何かと県民になじみのある希望湖ですが、平成3年~7年度に県営ため池等整備事業により老朽化した堤体・取水施設の改修がなされ、現在も柳原・外様の水田約140haを潤しています。

また、地元用水委員会では、毎年弁天祭りが行られ水の恵みに感謝しています。

Benten festival

 

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