信州自慢の水と空

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年に1回、泉の底が見えます。「平出の泉」

塩尻市の「平出の遺跡」から「平出博物館」へ行く途中にある「平出の泉」を紹介します。

 

普段は、四季折々に周辺の緑が湖面に美しい彩りを添え、底まで見えるエメラルドグリーンの水で知られる「平出の泉」ですが、年1回、この時期だけ清掃のために水を抜くため、泉の底から豊富な水が湧出している様子を見ることができます。


(水が抜かれた平出の泉(平成21年11月撮影))


(水をたたえた平出の泉)

 


 平出の泉の脇に塩尻市教育委員会が設置した案内板には、「石灰岩の空洞に集まった伏流水が鍾乳洞の出口から湧き出しているとされている。水温があまり変化しない清冽な泉は四季満々と湛えられていて、長形63m、短形36mであり、最大水深は約6m。今の堤は江戸時代に田用水として貯水を目的に築かれたもので、この泉の恩恵で原始・古代の大集落平出の遺跡が発展した。」と記載されています。

 

 なかなか、見ることができない様子なので、是非、訪ねてみてはいかがでしょうか。


(泉の底の湧出点)

また、あわせて、「平出の遺跡」や「平出博物館」を訪れて、古代のロマンに触れてみませんか。


【平出博物館、平出遺跡に関するお問い合せ先】

平出博物館 塩尻市宗賀1011-3

電話 0263-52-1022


【平出の泉の概要】

縄文時代から平出遺跡の大規模な集落の形成要素になったといわれるこの泉は、湧出量が多く約7日間で池の水が全て入れ替わるため、底まで見えるきれいな水で知られています。

泉から出て集落内を流れる水は現在でも生活用水として親しまれ、利用されています。

市の史跡に指定されており、清掃や草刈などの維持管理作業が地区の人々によって行われています。

博物館・平出の泉・平出遺跡を名所・旧跡見学コースとして位置づけ、平出博物館・歴史公園の整備とあわせて観光地としての地域活性化を図っています。


【所在地】

塩尻市宗賀平出
地図はこちら


【問い合わせ先】

塩尻市生活環境課 

電話0263-52-0280

E-mailkankyo@po.city.shiojiri.nagano.jp


【アクセス】

JR中央本線塩尻駅下車 宗賀線日出塩上行きバス10分平出博物館前下車 徒歩1

●長野道塩尻ICから車で15

【信州の名水・秘水】

豊かな水環境に恵まれた長野県には、良好な水質、優れた景観、歴史的価値を持ち地域の誇りとして住民に守られてきた「名水・秘水」が数多く存在します。

長野県では水の大切さを再認識し、水環境を保全する意識の高揚を図るとともに、地域の活性化に役立てるため、平成22年1月に「信州の名水・秘水」選定委員会により、湧水等の中から特に優れたもの15箇所を「信州の名水・秘水」として選定しました。

信州の名水・秘水のホームページ

 http://www.pref.nagano.lg.jp/kankyo/mizutaiki/mizu/meisui/kasyo/meisui-annai.htm

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