2011.01.19 [ お空のさんぽ ]
カノープスを見よう ☆
カノープスを見よう ☆
カノープスは、おおいぬ座のシリウスに次いで全天で2番目に明るい白色の恒星です。
しかし、南天の星で日本からはなかなか見ることができません。
南の地平線から長野市で約1.3度、飯田市でも約2.5度しか高くなりません。
カノープスが見やすいのは、1月20日頃では22時頃、2月上旬では21時頃で、南に山がなく開けた場所であることが必要です。
おおよその位置は、おおいぬ座の足の2つの星を南にたどっていったところで、地平線近くの大気の影響で、赤味を帯び本来の明るさより暗く見えます。
中国では、カノープスを「南極老人星」と呼んでおり、南極老人は長寿をつかさどる神であることから、この星を見ると寿命が延びるとされています。
だいぶ寒いですが、空気が澄んで星が見やすい時期です。
まだカノープスを見たことがない方は、風邪などひかないよう気をつけて、ぜひ挑戦してみてください。
(小諸市高峰高原(車坂峠)から見た佐久平上空のカノープス)
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