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「プラチナ社会」をつくるのは?(FMぜんこうじ「図書ナビ」第8回)

「デジとしょ信州」が第11回プラチナ対象を受賞!

プラチナ対象授賞式

プラチナ大賞授賞式

中川さん:そして…この度は、おめでとうございます!第11回プラチナ大賞で「優秀賞 地域パートナーシップ賞」に輝きましたね!私も映像、見ていましたよ!この賞のこと、少し教えて頂けますか?

森:ありがとうございます!「長野県民は、だれでも、いつでも、どこからでも」使える、市町村と県による、協働電子図書館「デジとしょ信州」が、第11回プラチナ大賞で「優秀賞」として「地域パートナーシップ賞」をいただきました!

現代の社会には、気候変動やエネルギー問題といった、世界規模の課題もありますし、人口減少や高齢化など、地域が存続して、安心して暮らし続けることについても、課題がいろいろありますよね。頭では分かっているし、私自身、日常生活の中でできることに、少しずつ取り組んでいきたいと思っているけれど…

中川さん:こちらを取ればあちらが立たないみたいなこともあるし、根本的な解決は難しいですよね

:それでも、いろいろな工夫をして「地球が持続し、豊かで、すべての人の自己実現を可能にする社会」=「プラチナ社会」と目指しているそうです。国連のSDG’sにも通じる考え方ですね。
新しい産業を生み出したり、アイデアを駆使して社会や地域の課題を解決しようとする、企業や自治体を表彰してくれるんです。難しいからこそチャレンジし甲斐があるし、頑張ったらほめてくれるって大人でも嬉しいですよね!

県内全ての自治体が一緒になって、県内どこに住んでいても、同じサービスを届けられるようになったことが評価されて、「地域パートナーシップ賞」をいただくことができました。
沢山の方たちが、協力してくれました。この喜びは、すべての関係者の方々と。そして、すべての長野県民の皆さまと、分かち合いたいと思います。

改めて「デジとしょ信州」とは?

R5デジとしょ信州概念図

R5デジとしょ信州概念図

森:デジとしょ信州は、スマホやパソコンなどで本を読むことができる仕組みです。
きっかけは、令和元年の東日本台風で、千曲市や佐久市の図書館が水害にあったことや、コロナ禍で県内の図書館が7割以上、休館せざるを得なかったことです。「コロナで出かけられない時こそ図書館の出番なのに、閉まってしまって残念だった。」そういう声がたくさん寄せられました。災害があっても、図書館に行けなくても、いつでも本が読める環境を皆んなで作りたいと思ったんです。

24時間いつでも借りられるので、「図書館が開いている時間に行くことができない!」という、働く世代の方を中心に、利用が広がっています。さらに、学校で使っているタブレット端末でも、読めるので、学校で一括して登録するケースも出てきました。
文字を拡大したり、音声で聞けるものもあるので、小さい文字が読みづらい人にも喜んでいただいています。

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