<諏訪市からのお知らせです!>

2026年8月に【大谷翔平モデルのプレミアムペン「翔-SHO-」と「迅-JIN-」】が発売されました。
その商品の製作を手掛けたのは、長野県諏訪市にある「(株)丸安精機製作所」です。
丸安精機さんは、主にホテルや高級外車のオーディオ機器やカメラの外観部品を中心に切削加工を生業としている、10名程度の少数精鋭の町工場です。
そんな町工場のどんな技術が見初められ、コラボに至ったのか商品の魅力と共にお伝えいたします。
丸安精機製作所の得意技術
丸安精機さんで特に得意とする加工方法は、細かな凹凸模様を刻むローレット加工、レコード盤のような模様を生むスピン加工、角を削り輝きを引き出すダイヤカット加工の3つです。
なかでもローレット加工は、創業以来受け継がれてきた同社の象徴的な技術であり、業界でも屈指の精度を誇ります。このローレット加工を中心に、3つの加工技術を生かした自社製品の開発にも力を入れている企業です。

その唯一無二のローレット技術が評価され、株式会社エンスカイからのオファーを受けて誕生した商品が、大谷翔平選手モデルのプレミアムペンです。
コラボのきっかけ
2023年2月、丸安精機さんのもとに一本の電話が入りました。
「大谷翔平選手モデルのプレミアムなペンを作りたい。協力していただけないだろうか?」
電話の主は、埼玉県で数多くのアニメやMLBのコラボグッズ等を手掛けた実績のある企画販売会社、株式会社エンスカイさんでした。
丸安精機さんは晴天の霹靂のような依頼に戸惑いながらも了承し、プロジェクトの大きな一歩を踏み出していきました。
さかのぼること2022年11月。エンスカイさんは大谷翔平選手モデルの「ただ飾るもの」ではなく、「日常生活で使用してもらえるようなグッズ」を作りたいという思いから本プロジェクトをスタートさせ、丸安精機が運営している「LAURETS(元Laurett’s)」のサイトが目に留まり、ペンの商品化にこぎつけました。
企画は、素材や装飾、加工など「日本の技術」にこだわるところからスタートしたそうです。
MLBで活躍する日本人・大谷選手モデルの商品ゆえ、日本が世界に誇る技術を採用したいと考えたからです。
重要視したのは「ストーリー性」で、大手のハイブランドペンメーカーとの協業も最初は検討していたそうですが、「製造元と一から二人三脚で作り上げる商品にしたい、モノづくりの熱意を感じられる企業と作りたい」ということから丸安精機さんに白羽の矢が立ちました。
そうして販売された第1弾の大谷モデルプレミアムペンは約10万円という価格にかかわらず、多くの反響を呼び、限定販売分はほぼ完売するほどでした。
今回発売されている(※2026年9月時点)第2段のペンにも丸安精機の高い技術が込められています。

丸安精機が描いた二つの大谷モデル
今回発売された商品は、大谷選手が所属しているドジャースのドジャーブルーを彩った、プレミアムペン 「翔-SHO-」と「迅-JIN-」の2モデルです。
「翔」は、ボディ中央に20mm幅の存在感あるパーツを配し、「Dodgers(ドジャース)」と大谷翔平選手の背番号17を刻んでいます。裏面には「OHTANI」と背番号が記され、まさに大谷選手が背負う強さを象徴する重厚感あるデザインとなっています。

一方の「迅」は、中央に5mm幅のシャープなパーツを採用。シンプルで日常使いしやすいデザインながら、控えめなパーツとは対照的に刻まれた「OHTANI」の文字が存在感を放ち、野球ファンなら思わず目を留める洗練されたステーショナリーに仕上がっています。

さらに、両モデルにはシリアルナンバーが刻印されていて、 2000本限定・期間限定という希少性に加え、一本一本が固有の番号を持つことで、「世界に一つだけの自分のペン」という特別感があります。

丸安精機の唯一無二の加工
ペンに施されている「超美麗切削加工」は、国内ではどの企業も模倣することのできない唯一無二のローレット加工技術です。
ローレット加工とは、金属や樹脂の表面に細かな凹凸やギザギザの模様を刻む加工のことを指し、転造式と切削式の2種類があります。
転造式は、ローラー状の工具を金属に強く押し付けて変形させる方法で、加工スピードが速くコストも安い一方で、押しつぶされた金属が逃げ場を求めて形を変えるため、審美性に欠けるという難点があり、比較的安価な製品に用いられています。
切削式は、刃物で金属表面を削りながら溝を彫る方法で、転造よりも加工時間はかかりますが、仕上がりの品質が高いという特徴があります。
しかし丸安精機さんは、その“一般的な切削式”のさらに上をいく独自技術を売りにしています。それは、ローレット専用刃物で一筋一筋を丁寧に彫り出しながら模様を刻む「超美麗切削加工」です。
この技術によって生まれるローレットは、エッヂの起ち方が段違いで、光の反射が美しく、均一性と精度が極めて高くなります。まさに丸安精機にしか実現できない美しさを宿した切削加工といえます。

ここまでの技術だけでも、唯一無二であることは十分に伝わりますが、このペンにはさらにその上をいく「Rローレット加工」が施されています。
一般的なローレット加工は、平坦な表面に模様を刻むのが主流ですが、丸安精機のRローレット加工は、曲面部にローレット模様を形成できる点が最大の特徴です。曲線を描く外径に合わせて、溝の深さ・凹凸のピッチ・角度を細かく調整しながら加工するため高難易度ですが、意匠性・デザイン性に極めて優れた仕上がりとなります。
曲面に乱れなく美しいローレット模様を刻むことができる丸安精機のRローレット加工は、まさに職人技の結晶といえます。

作り手が込めた思い
本商品は、大谷翔平という唯一無二のスター選手にふさわしい、唯一無二の技術が詰め込まれた一本です。
丸安精機さんは今回のペンに対し、「昨今、世の中は明るい話題が少ない。そんな中で、大谷選手は希望を届けてくれる存在です。その大谷選手に関われることで、私たちも“良いニュース”を世の中に広める一端を担えるのではないかと思っています。ペンを使う人が日常の中で少しでも前向きになれるように、当たり前のワンシーンに彩りを添える存在になれればと思う。」と語っていました。
スター選手の輝きと職人技の美しさが融合したペンを、ぜひいかがでしょうか。

諏訪の逸品を魅せる地域ブランド「SUWAプレミアム」

丸安精機では、他にも一般消費ユーザー向けの精密加工技術を生かした高品質・高性能な商品づくりに取り組んでいます。こうした諏訪地域の優れた技術や文化、風土から生まれた逸品を集め、広く発信している地域ブランド「SUWAプレミアム」をご存じでしょうか。
SUWAプレミアムは、諏訪圏6市町村(諏訪市・岡谷市・茅野市・下諏訪町・富士見町・原村)の魅力ある製品を認定する地域ブランドです。精密加工品や工芸品、クリエイターによる一点もの、コスメ雑貨など、業種の垣根を越えて地域ならではの価値を持つ逸品がそろっています。

2014年のブランド発足以来、多くの魅力あふれる商品が認定され、現在では60事業者133アイテム(2026年9月時点)がラインアップされています。
「第14回産業観光まちづくり大賞 経済産業大臣賞」や「ものづくり大賞NAGANO 2022 特別賞」など数々の評価も受けてきました。
また、「信州ブランドアワード」でも2022年に「しあわせ信州部門賞」を受賞されました。
そんなSUWAプレミアムの商品を「実際に見てみたい!」という方には、諏訪市の「SUWAガラスの里」へぜひお越しください。SUWAプレミアムの旗本店であり、商品を使って見て体験できる場所をご用意しています。
諏訪には、世界に誇る精密技術と豊かな自然、そして受け継がれてきた文化があります。SUWAプレミアムは、そんな地域の魅力を形にしたブランドです。
諏訪を訪れた際には、ぜひSUWAガラスの里にもお立ち寄りいただき、地域の作り手たちが生み出す逸品に触れてみてください。

【SUWAプレミアムに関するお問い合わせ】
SUWAブランド推進委員会事務局(諏訪市商工課)
電 話 0266-52-4141 内線(433)
メール syoukou@city.suwa.lg.jp
【大谷ペンに関するお問い合わせ】
(株)丸安精機製作所
電 話 0266-52-3756
メール info@maruyasu-seiki.co.jp
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