2020.08.06 [ アーカイブ ]
地元のお酒を自宅でも楽しんでみませんか~幻の酒米『金紋錦』を使った地酒~
新型コロナウィルスの影響で、酒屋・飲食店などの関係者が大きな打撃を受けました。
お店の自粛により、お酒の売上は激減し、全国の酒蔵はどこも大変厳しい状況です。
地元で愛されている酒蔵がたくさんあります
先人たちが繋いできたその歴史と味を次代に残すため、踏ん張り時でもあります。
今回はよくいただいている地元の酒蔵さんのお酒をチョイスしてみました。
まずは株式会社角口酒造店の『北光正宗』
長野県木島平村産金紋錦100%使用
北光正宗 金紋錦 大吟醸
華やかで爽やかな香り、なめらかなのどごしとふくらむ味わいの奥底に「金紋錦」独特の滋味が広がります。各種品評会用の出品酒でありながらも独特の個性を放つ逸品です。(角口酒造店HP 商品紹介より)
原料米 長野県木島平村産金紋錦 100%使用
精米歩合 39%
甘辛の程度 中口
アルコール度数 15%
日本酒度 ±3
そして株式会社田中屋酒造店の『水尾』
長野県木島平村産金紋錦100%使用
水尾 特別純米酒 金紋錦仕込み
7号酵母の使用により淡白でシンプルな味わいを追求するとともに「金紋錦」の特徴を生かした独特な深みとふくらみ、幅のある味わいと香りを持つ酒に仕上げました。冷やでもお燗でもお好みの形でお楽しみいただけるお酒です。(田中屋酒造店HP 商品紹介より)
原料米品種 金紋錦(長野県木島平村産)100%
精米歩合 59%
甘辛の程度 中口
アルコール度数 15%
日本酒度 ±0
両方のお酒に共通するのは『金紋錦』という木島平産の酒米です。
お酒を造るお米は普段食べるお米と違って、酒造専用のお米を使用します。
酒米「金紋錦」は、長野県の奨励品種として栽培されていましたが、
栽培技術が難しいため生産量が減少し、近年では木島平村のみ栽培が続けられました。
村では環境保全型農業を掲げ、「金紋錦」の全契約量を特別栽培米としました。
また最近では一部を「JAS有機栽培」による酒米づくりとして取り組んでいます。
金紋錦を扱う蔵元は拡大し、酒米作りは村の持続可能な農業生産の礎となっています。
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