国際交流員って何をやってるの?

長野県国際交流員(CIR)の3人(出身国:米国・中国・韓国)が県内でどのような活動をしているか紹介します。

生徒から感想文をいただきました

この前、梓川中学校へ学校訪問がありました。

「中国文化体験と中国人の生活」というテーマで、中国と日本の交流の歴史、中国の概要、多民族の文化、中華料理、中国人の生活、祝祭日、学校、ゲーム、簡単な中国語などを話しました。元気で可愛い生徒の姿はとても印象的でした。

大変嬉しいことは264人の生徒たちから感想文をいただきました。その感想文を一気に読み終え、生徒たちの生き生きとした姿が頭に浮かび、私は新しいエネルギーを受け大変励まされました。

次は感想文の一部の内容です。

「実際に中国の方のお話を聞いて、中国の情報についての知識がすごくたかまりました。画像もあったので中国のイメージがしやすく、分かりやすかった。張さんが私たちの目を見ながらはなしてくれたので、それによって「次の話題はなんだろう」などと興味をもち、話にひきこまれていくことができました・・・」

「中国って言われたら、1番に領土の問題のことが頭に浮かびます。領土のことについてのニュースを見るといつもいやな気持になります。でも、このようなはなしをきいたことにより、中国に興味を持てるようになったし、前よりいいイメージができるようになりました。将来、大人になったら、1度は中国に行って自分の体で中国とはどういうところなのか感じみたいです。」

「途中にクイズとかがあって、悩んで答えるのもおもしろかったです。長江とか黄河とかの映像はすごくって、もし中国に行くことがあったら実際にみてみたいなぁと思いました。」

「張さんの作った料理がすごくおいしそうでした。張さんと中国の料理、本物のギョウザや大好物のショウロンポウなど一緒につくりたいです。」

「私たちの身の回りには、漢字やギョウザなどけっこう中国から伝えきた物が多いです。だから、日本にとって、中国は大切な存在なんじゃないかなぁと思いました。」

ある生徒は自分たちの住み慣れているところの良さをこれまでがあまり感じなかったが、食べ物の美味しさ、自然の豊かさおよび日本の良さなどを張さんの話を聞いて、実感できたと言いました。

・・・・・・

同封に、先生のお手紙もありました。

「…中国と日本は古くからつながりがあり、お隣の国であるにもかかわらず、日本人の中国に対する理解はまだまだ浅いと思います。次代を担う子供たちが、中国について理解を深め、中国によいイメージをいただくようにしてくださった張さんの役割が大きかったと思います。」

また、先生からお電話で、私が贈った切り絵は学校の応接間に飾られたと言いました。「生徒のみんなは張さんの話が好きです、張さんは中国へ帰っても、こちらで授業したことを思いだし、またいつか戻ってきてください」と言っていただきました。

感想文を読みながら、生徒たちの無邪気な姿が目の前に浮かび、交流員の仕事のやりがいと幸せを感じました。長野生活の楽しい思い出がもう一つ増えました。

この2年間、20校以上の小・中学校に訪問しました。生徒にとって、私は皆さんの中国理解の第一歩かもしれないです。10年、20年後、日中両国の間で、また世界中の各分野で活躍する皆さんの姿を期待しています。

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