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私の住んでる・私の好きな信州

“生坂”の家族になる(2)

I♥信州(あいラブしんしゅう)
“生坂”の家族になる(2)
~村に暮らすみんなは一つの家族~
「I♥信州」は、長野県外から信州へ移住された方に、移住のきっかけや信州での暮らしの様子をお伺いし、長野県の魅力をさらに伝えていこうというコーナーです。

第19回目のI♥信州は、2013年に兵庫県から東筑摩郡生坂村に移住された皿井浄陽(ヨシヒ)さんにお話をお聞きしました。

前編では、皿井さんが生坂村に移住されるまでの経緯をご紹介しましたが、後編では「いくさか大好き隊」(地域おこし協力隊)で皿井さんが行っている活動の様子やこれから叶えたい夢などをご紹介します。
◆前編はこちら



<いくさか大好き隊の仕事を通じて生坂村に馴染む>

新規就農を目指し、2013年4月に生坂村へ移住された皿井さん。
『まずは村内のことを知る』という村役場の方のアドバイスを受け、現在、生坂村の地域おこし協力隊「いくさか大好き隊」として日々村内を駆け回っています。

「いくさか大好き隊」で一番はじめに手がけた仕事は、職場でもある生坂村村民会館の庭木の剪定。その後、集落支援として村内各地区を回り、高齢者に代わって草刈りや古木の処理などの力仕事をお手伝いしています。

皿井さん:「生坂村の地域おこし協力隊の仕事にはいろいろな分野があります。その中でも私が携わっているのは集落支援の仕事で、2~3人体制で高齢の方のお手伝いとか、荒廃地を農地に再生する仕事をしています。この集落支援の仕事は、生坂村にある10程の地区を回っています。
最初は地名しか分からなかった場所も、今では沢山の人たちと知り合い、地元の話をいろいろ聞けるのが楽しいです。」
いくさか大好き隊として生坂村内を回る日々


都市部とは違い、近所との距離が近く、地区での集まりや行事が多いのが地方。
これから先暮らし続けていく地域で、その地域に住むみなさんとのコミュニケーションは、田舎暮らしを望む方々にとって心配の種でもあります。
地域とのつながりがちょっとわずらわしい…と感じる人もいれば、そのつながりが心地良い人もいます。

奥様:「学生時代から全国いろいろな県に行きました。その中で感じるのは、生坂村の皆さんは人情が厚いような気がします。これが長野県全体のことなのか、生坂村が特別なのか分かりませんが、
子どもとスーパーに買い物に行ったときも、寒そうにしていると"あったくしてね。"と声をかけてくれたり、地区全体で子どもを可愛がってくれます。都市部だと、子どもに声をかけるだけで不審がられることが多いので…。生坂村では挨拶するのが当たり前。それが本当は普通のことなんだと思います。」

皿井さん:「生坂村に住み始めた頃、私たち家族を知ってもらえるまでは気を使いましたが、今では皆さんに顔を覚えてもらい、気軽に声をかけてもらっています。先日、子どもと地区のお祭りへ参加しましたが、子どもが少ないこともあり、地区の皆さんに可愛がってもらい、子ども自身もすごく嬉しかったみたいです。」

料理に子育て…奥様はお子さんにもそれを伝えられるようにと、ご近所のみなさんに村のことを教わっています。『まだご近所のみなさんにも味をみてもらってないんですけど…』と照れながら出していただいたお漬物には、なんだか温もりを感じました。奥様とご近所のみなさんの温かなつながりが目に浮かびます。


奥様が漬けたお漬物は
「皿井家の味」として子どもたちへ
受け継がれていきます。
奥様:「このお漬物、ご近所のみなさんに漬け方を教わって生まれて初めて漬けました。実際、お菜洗いから漬けるまで自分でやって分かりましたが、お漬物って漬ける作業自体は大変じゃないんですけど、野菜を洗うのがとっても大変!
これから、家庭の味として子どもたちに伝えていきたいので、漬け物の作り方を教えてもらって本当に良かったです。
お漬物を食べるようになってからか、疲れにくくなったような気がします。関西は関西で美味しいものたくさんあるんですけど、信州はやっぱり野菜が特別美味しいです。」

皿井さん:「生坂村は「山清路ぶどう」という巨峰のブランドがあります。新規就農の方々はその巨峰作りをしている方が多いですね。ベテランの方になると、ナガノパープルとか、最近流行っている皮ごと食べられるぶどうを作られる方もいらっしゃいますが、私は隊員の任期が過ぎたら、新規就農の研修を受けて、ゆくゆくはそのぶどう作りに携われたらいいなと思っています。
将来的には、友人たちに自分の作ったものを贈れるようになりたいです。自分で作ったものを贈れるって幸せですよね。」
ご自宅前の畑で育った人参は寒さにも負けず立派に成長!


奥様:「小さいお子さんがいらっしゃる方も、そうでない方も、これから生活の基盤をどこに置くかと考えたときに生坂村は本当に良いところです。安心してのびのびと子育てできますし、主人も言ったように、子育てに限らず、みなさんいろいろと親切に教えてくださいます。」

生坂村保育園
奥様:「あとはやっぱり保育園が素晴らしいこと。
ただ子供を預かる、遊ばせるというだけじゃなくて、教育をきちんとしていただけています。細かいことかもしれないですが、手を洗ったら自分のハンカチできちんと拭くという習慣がつくように、ポケット付のズボンにハンカチを入れて登園させてくださいとか、生活の基礎中の基礎を教えてもらえるので、自分でやれることはきちんと自分でやる・自立して生きていく力をつけていただいてるなと思います。園長先生をはじめ、先生方の保育にかける想いを感じますね。」

奥様:「私は子どもを元気で丈夫に育てることを一番に考えています。これからの時代、良い仕事に就いたからといって生きていけるようになるとは限らないので。自分ひとりで食べていける力・生き抜いていく力を養わなきゃいけない、その力を子どもに備えさせるのが私の仕事だと思っています。
そのためにまずは母親業をしっかりとすること。生坂村では、それを頑張っていけると感じています。」


皿井さん:「まだまだこれからなんですが、地域おこし協力隊の任期が過ぎた後、きちんと就農して農業で生活できるようになることが一番の夢です。それは農家になって、特別贅沢したいとか、大きく成功したいとかそういうことじゃなくて、家族で慎ましく生活できるようになれれば、この移住は成功かなと。そうなったときに初めて、移住ではなく定住に近づけるのかなと思います。」

まずは地に足つけて、少しでも地域の方に恩返しできるように、またそれができる余裕を持てるように、これからも頑張っていきたいですね。」

インタビューの間、皿井さんご夫妻からこぼれるのは生坂村への感謝の気持ち。
素直で誠実なお人柄は、村のみなさんから信頼されていると感じました。
村全体でひとつの家族のような生坂村のいわば“末っ子”として迎えられている皿井さん。
次の“末っ子”たちの“お兄さん”となるべく、様々なことを吸収しています。
生坂村への定住が成功する日もそう遠くはないかもしれません。

【インタビュー時期:2013年12月】

●長野県では、東京・有楽町の東京観光情報センター内に「長野県移住・交流センター」を開設し、県内各市町村とも協力しながら移住に関する取り組みに力を入れています。
また、名古屋・栄、大阪・梅田の各観光情報センターに「移住・交流サポートデスク」を開設し、中京圏や関西圏からの移住をサポートをしています。
信州への移住に関心のある方はお気軽にご来場ください。

また、移住に関するセミナーや相談会、体験ツアーなどが長野県内各地域で行われています。
移住に興味を持たれている方や信州を知りたい方など多くの皆様のご参加をお待ちしております。

信州へ移住を考える人のポータルサイト
田舎暮らし 楽園信州 http://www.rakuen-shinsyu.jp/


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