山尽くし!(FMぜんこうじ「図書ナビ」第3回)

森:今日は山尽くし、ということで、深田久弥さんの『日本百名山』をご紹介したいと思います。とても有名な本なので、リスナーの皆さんも、「読んだことあるよ」という方がいらっしゃるかもしれません。 初版は、1964年です。もう60年近く前に出版された本ですが、今でも、山好きの人にとって「百名山」は憧れの山ですね。『山に生きて』でも、百座めは、常念岳だったと思い出が綴られています。

深田久弥さんが自分で登った山の中から、三つの条件で選んでいます。一つは、山の品格。人には人格があるように、山には『山格』のようなものがある。誰が見ても立派な山だと感嘆する山であること。二つ目は、山の歴史。昔から人間との関わりが深くて、祠が祀られているなど、山の歴史を尊重したそうです。そして、三つ目に、個性がある山ということなんですね。

私は今のところ、52座登ったことがあります。どの山もそれぞれ印象に残っていますが、登るのが大変だったのは槍ヶ岳。何日も歩かないとたどり着けない、黒部五郎岳など、北アルプス最奥の山々は、特に印象に残っています。好きなのは八ヶ岳で、何回も登っています。そのほか、花の百名山や、信州百名山などもありますね。

中川さん:山は、登りはいいけれども、下りが大変だと思うんですが・・・。

森:そうですね。山でのケガは、下りの方が多いそうです。どうしても膝に負担がかかっちゃうんですよね。私も体重をちょっと落とさなくては、と思っています(苦笑)。

最後にリスナーの方へメッセージをお願いします

次回も頑張ります!ありがとうございました

森:今日は、山尽くしということで、山に関係するお話を沢山させていただきました。図書館には登山に関する本はもちろん、高山植物や、山の風景写真、キャンプの本などをはじめ、さまざまなジャンルの本が置いてあります。

梅雨に入って、なかなかお出かけがしづらい季節。晴耕雨読で、雨の日にはぶらっと、図書館に遊びに来ていただければと思います。

中川さん:雨の日の読書、いいですね!ザーザー降りの雨よりは、シトシトと降る雨が似合う気がします。

みなさまも、雨の日は、そして晴れの日も、ぜひ図書館にお出かけください。

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