2019.01.18 [ 信州・学び創造ラボ ]
【休館38日目】木曽谷を訪ねてー大桑村・上松町訪問記ー
平成31年1月17日(木)、休館中の営業日38日目。
この日は県立図書館から飛び出し、館長とふたりで木曽郡大桑村へ出かけてきました。
目的は、新庁舎図書館検討委員会へ参加するためです。
大桑村はこれまで図書館法に基づく「公立図書館」がなかったのですが、役場の建て替えにあわせて、新庁舎となる複合施設内にいよいよ設置されることになり、村内の委員さんで議論する場が設けられたため、当館もサポート出席させていただいたというわけです。
新庁舎の中には図書館のほか、調理室やキッズルームも整備される予定ということもあり、委員さんからは、保健センターが実施しているブックスタート事業や、役場内の他部署との連携などに関する意見も出されていました。
予定されている蔵書規模はおよそ16,000冊。すでに基本設計は決まっているのですが、中身についてはまだまだたくさんのことをを考えていかなければなりません。大桑村に住む子どもたち、働く人、おじいちゃんおばあちゃん、お母さん、赤ちゃん…そんな一人ひとりにとってどんな場所であったらいいのか。この地域の暮らしにどう寄り添える図書館だったらいいのか。そんなことをこれからもっと具体的に話し合っていただけたらいいなぁと思いました。私たち県立図書館も、一緒に考え、お手伝いさせていただきます
ちなみに、大桑村に向かう前には上松町公民館図書室にも立ち寄りました。
上松町といえば、そう!御嶽海のふるさとです
上松町も、大桑村と同じでいわゆる図書館法上の「公立図書館」がない自治体なのですが、公民館図書室が地域の情報拠点、交流の場として丁寧な図書館的活動を展開しています。お伺いしたこの時間は、ちょうど地域の方が読書会をしているところでした。
少しの時間でしたがスタッフの方とお話させていただき、アイデア交換をしてきましたよ
こうやって出張などで図書館の外に出ることで、長野県はやっぱり広いなぁとしみじみ再確認します。
そして、「この信州のすべての地域に住む一人ひとりの『知ること』に、私たち県立図書館はどうやって貢献していけばいいのだろう」と考え、やっぱりそれぞれの地域にある公共図書館や公民館図書室、また学校図書館ともっと協力していかなくちゃと思うのです。
県立長野図書館が果たすべき役割とはなんなのか、これから向かうべきところはどこなのかを改めて考えた冬の木曽路でした。
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