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【休館14日目】「平成30年度林業士入門講座」修了課題発表会が行われました

休館14日目の12月6日(木)は、長野県林業総合センター主催の「林業士入門講座」の修了課題発表会がナレッジラボ・UCDL(ウチデル)で行われました。

「林業士」とは、自ら林業活動を実践するほか、個人や団体など幅広い森林所有者の林業に関する相談にも応えられる地域林業をけん引するリーダーであり、地域を創造する中核的な人材としての役割も期待されている長野県独自の資格で、約半年・16回にわたる講座を受講し、修了課題を提出して審査の後、認定されるものです。

【参考】「林業士のご紹介」(長野県林務部)

この日は、講座受講生3名と主催者である県林業総合センター職員のほかに、林業士団体の方、県地域振興局の方、そして図書館の担当スタッフも参加しての発表と質疑が行われたのでした。

 

当館は昨年度からこの講座について共催という形でお手伝いしており、ひとコマ担当させていただいています。その理由は、これからの林業士に求められる役割を果たしていくためには、林業の経験値だけでなく、地域の人を巻き込んでいく能力を身につける必要があり、そのためには情報を使いこなせるようになることが肝要だという、主催者である林業総合センターの考えがあったことによります。

そこで当館では8月末に、「情報の種類」、「林業士として仕事をしていく上で役立ちそうな情報の探し方」などをお伝えしつつ、受講生それぞれにスタッフが1名ずつ付き、各自の課題解決・構想実現を図るために必要な情報源を探すという、1日講座を行いました。

そもそも図書館には、「調査相談(レファレンスサービス)」という仕事があります。これは、利用者の方から寄せられた様々なご質問に対し、所蔵資料やウェブ情報、各種データーベースなどから適確な情報を探して回答する、もしくは紹介するというもので、貸出や閲覧と同じくらい図書館においては基本的なサービスです。

しかし日常行われているレファレンスサービスは、ほとんどの場合、寄せられたご質問の背景がわかることは少なく、「どういう理由で何のために答えが必要なのか」ということまではなかなか見えてきません。

今回の林業士入門講座は、お一人お一人の問いに対して、かなり具体的に、その背景や理由、目標などが見えたため、より「生きたレファレンス」になったと感じました。そういう意味で、私たちスタッフにとっても、学びや気付きを得る貴重な機会になったとも思います。当館では、今後もこのように、地域のリーダーを育てる事業を応援するという取り組みを行っていきたいと考えています。

というわけで、3名の受講生がこの半年を通じてまとめてきたことを発表し、修了書を手にされました!

皆さま、おめでとうございます&お疲れ様でした

 

この先、皆さまが林業士として、地域の人を巻き込みながらより良い地域づくりのためにご活躍されることを心から願っております そして、何か困ったことがあればぜひ図書館のことも思い出してくださいね。

図書館は、地域の情報拠点として皆様の活動を応援しています


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