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子どもたちに童画を届けた「武井武雄とコドモノクニ」

武井は、1925(大正14)年に「武井武雄童画展」を
開催します。
「童画」という言葉は武井が作った造語です。
子どものための絵は、童謡・童話の添え物ではなく、
独立したジャンルとして確立したいという
武井の願いが込められています。

 

 

また、武井は子どものための玩具の創作も行いました。
玩具のルーツを知るため郷土玩具の収集を行うなど、
研究に尽力しました。
そして1929(昭和4)年に、
イルフトイス(ILF TOYS)展」を開催しました。
「イルフ」は「フルイ(古い)」の逆さ読みで、
「新しい」を意味しています。

 

戦時中は東京の部屋やアトリエを失くし、
一時故郷の岡谷に疎開をしました。
苦しい時代を乗り越えた武井は戦後、
木版画をはじめるなど新たな作品を作り続けました。
武井が残した数多くの絵、
童話や絵本などの作品は、
現在でも子どもたち、
そして当時子どもだった大人たちにも
親しまれ続けています

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