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「温故知新~読書の秋の新書まつり~」開催中です!

落ち葉舞い散る晩秋の今日この頃。

夜も長くなり、読書がしやすい季節になりましたね。

 

そこで、当館では現在「温故知新~読書の秋の新書まつり~」と題した企画展を開催中です

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普段は書庫の本はなかなか手に取る機会がないかと思いますが、そうした資料の中から「新書」ばかりをどーんと1000冊以上も集めて展示しました。もちろん貸出もできますよ♪

 

新書は、時代の空気を敏感に反映した内容であることが多く、見る人によって懐かしさや新鮮さなど様々な印象を与えてくれます。また、手に取りやすく読みやすいボリュームなので、読書のお供にぴったりです

 

岩波新書、中公新書、講談社現代新書などなど、いまや新書は数多くの出版社から刊行されていますので、同じ判型ながら様々な表紙があって面白いですよ。そして、書庫の本ということで、古書ならではのレトロ感も味わいのひとつかと思います。

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また、今回の展示の目玉の一つでもあるのがこちら↓

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日本で初めて「新書」を刊行した岩波書店が出している「岩波新書」。

その創刊第1・2号『奉天三十年』(クリスティー著.矢内原忠雄訳.1938)です

まさに新書の元祖といえる貴重な資料。その内容は、“1883年、まだ鉄道もなかった満州に伝道医師として渡来し、その後1922年に老齢で故国へ帰るまで、40年間献身的に満州のために尽して、晩年には民衆の信望を一身にあつめていたスコットランド人クリスティーの自伝的回想記”です。

80年近く前の資料のため、だいぶ傷んでいますが、もちろんこちらも貸出可能です。(ただ、期間中は展示のみとさせていただきますので、ご希望の方は貸出の予約をお願いします

 

「新しいことはやがて古い事である。古いことはやがて新しい事である。温故知新ということは科学上にも意義のある言葉である。」(『科学上の骨董趣味と温故知新』寺田寅彦全集文学篇第1巻 岩波書店.1936【081.8/3/1】)
これは、物理学者であり俳人、随筆家でもあった寺田寅彦の言葉です。

「故きを温ねて新しきを知る」その言葉のとおり、簡単には答えの出ない課題が山積している近頃の社会で物事を考えるヒントを、ぜひ書庫の新書から見つけてみませんか

 

 

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