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“パンでつながるコミュニケーションの和(1)”

I♥信州(あいラブしんしゅう)
パンでつながるコミュニケーションの和(1)
「I♥信州」は、長野県外から信州へ移住された方に、移住のきっかけや信州での暮らしの様子をお伺いし、長野県の魅力をさらに伝えていこうというコーナーです。

約2年間に渡って、県外から信州へ移住された方をご紹介してきた「Iラブ信州」も、今回で最終回を迎えることとなりました。最終・第23回目のI♥信州は、2013年に京都から南木曽町に移住された鳫子(がんこ)裕司さん・ムツコさんご夫妻にお話をお聞きしました。

鳫子さんご夫妻は、南木曽町の旧夏焼地区で、移動式のパン屋さん「なつやけ工房Mutsu mutsu」をオープンし、町内の方々に日々美味しいパンを届けています。

新緑が鮮やかさを増し始めた5月の南木曽町、花桃が咲き乱れる花桃街道沿いにある鳫子さんご夫妻のパン工房で、信州へ移住されるまでの経緯をお聞きしました。




■理想のパンを追い求めて…

鳫子さんご夫妻は、お二人とも世界中から多くの方が訪れる日本を代表する古都、京都府ご出身。
裕司さんは地元の製菓学校を卒業後、様々なパン屋さんで15~16年ほど経験を重ね、パン職人として腕を振るい、理想のパンを追求する日々を過ごしていました。
一方、奥様のムツコさんも、製菓学校を卒業後にアルバイトとして、京都府内のとあるパン屋さんに勤務。そのパン屋さんは裕司さんがチーフを務めていたお店でした。
お二人は、そこでともに日々を過ごす内、パンに対する熱い情熱や将来の方向性などお互いに意気投合し、裕司さんが独立をするタイミングでご結婚されました。

裕司さん:「駆け出しの頃から33、4歳くらいで独立したいと考えていました。実際にそうやって考えていた年齢になって、店舗のチーフを任されるようになったので、独立してもやっていけると確信が持てるようになりました。今思えば自信過剰なところも多少あったと思うんですが…(笑) 僕の理想とするのは、ただ単純に『美味しい』パン。すごくこだわりがあるわけではなくて、具材を引き立てるシンプルなパンで、お客様に食べていただいて『美味しい』と言ってもらえるようなパンを作りたかったんです。でも自分で作りたいパンを作るには、やっぱり自分の店舗を持たないと中々難しいので…。それに店を構えるなら自分の生まれた町で、という想いもありました。」

そうして2007年、金閣寺近くに念願のお店「パン工房 Mutsu mutsu」をオープン。
お店の名前は、支えてくれる奥様・ムツコさんの名前が由来です。
オープン以降は地域のみなさんから愛される地元のパン屋さんとして、日々『美味しい』パンを届けました。


■古都・京都から自然溢れる南木曽町へ

パンに対する真摯な姿勢と親しみのある接客で、着実にお客様から信頼され、順調に成長してきたパン工房Mutsu mutsu。しかしなぜ、鳫子さんご夫妻は南木曽町への移住を決めたのでしょうか。
そのきっかけは、逝去されたおば様の住まいが南木曽町にあったことでした。
家を相続し管理していた、奥様のお父様から誘われ、お盆やお正月などの長期休暇を利用して、南木曽町へ訪れた鳫子さんご夫妻は、森に囲まれ自然が多く残る景色や、京都と比べ、夏涼しく過ごしやすい気候の南木曽町に魅了されたと話します。
自然が多く残る南木曽町。山際から差し込む陽光や季節ごとの花々が美しいです。


裕司さん:「日々忙しく暮らしている中で、漠然とですが将来について話す時、自分たちがある程度年齢を重ねて引退したら、自然の中で小さなパン工房でも開いて暮らすのもいいよね、と話していました。でも南木曽町に遊びに来るうちに、夏は草刈をしなきゃいけない・冬までには薪をそろえておかないといけない…と体力が要るなということがわかってきて、田舎で暮らすのなら体が動く内の方が良いなと考え方が変わりました。
移住について夫婦間ですごく話し合ったわけではないのですが、たぶんお互いに同じような感覚だったんだと思います。一昨年の夏、この家に遊びに来て、帰りの車の中で『ここに住もっか』と妻に話ましたね(笑)」
日常使う分や冬の季節に備えての薪割りは裕司さんの担当です。
コツをつかんできた今は移住した当初より上達しています。


ムツコさん:「京都に住んでいた頃から、休みのときに亀岡市など京都の中でも自然があるようなところへ物件を見に行って、そこでお店やるとしたらどういう感じのことが出来るのかなとか、考えたりしていました。色々と物件を見ていく中で、だんだんとイメージが固まってきたんだと思います。
最終的には、南木曽のこういう雰囲気のところでっていうのが頭の中にあって…。おばさんに縁のあるこの土地も度々訪れて気に入っていましたし、私も賛成しました。」

ご夫妻の中で南木曽町への移住を決めてから、移住に関する情報を積極的に収集しはじめました。
長野県に移住した方々のブログや、長野県下各市町村の公式ホームページなどを参考に、移住者の支援制度や移住のための段取りを確認していきました。

「移住を決めてから、長野県のホームページを結構見ました、実際にここで開業して仕事を初めて行くための手続きとか、保健所とか、役場の担当者の方や自治体に問い合わせたりしました。」

南木曽町で暮らすことを決めてから一年後の2013年の夏。
気候は涼しいながらも日差しが眩しい8月に、鳫子さんご夫妻は現在の住まいに移住されました。
そして「パン工房 Mutsu mutsu」は、オープンから7年目となる2014年3月に「なつやけ工房Mutsu mutsu」として再スタートしたのです。

次回、後編では鳫子さんご夫妻が運営する「なつやけ工房Mutsu mutsu」の様子や移住を考えている方へのメッセージなどをご紹介します。お楽しみに。

●なつやけ工房Mutsu mutsu  http://mutsumutsu2007.jimdo.com/

【インタビュー時期:2014年5月】


■鳫子さんご夫妻が移住された南木曽町

長野県の南西部、木曽谷の南端に位置する町で、中山道の宿場町として発展してきた南木曽町。
町の中央には木曽川が流れており、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された「妻籠宿(つまごじゅく)」をはじめ、国指定重要文化財・日本最大級の木製吊橋の「桃介橋(ももすけばし)」など、多くの歴史的文化遺産が残る歴史と文化の里です。
南木曽町役場(写真右上)


●長野県では、東京・有楽町の東京観光情報センター内に「長野県移住・交流センター」を開設し、県内各市町村とも協力しながら移住に関する取り組みに力を入れています。
また、名古屋・栄、大阪・梅田の各観光情報センターに「移住・交流サポートデスク」を開設し、中京圏や関西圏からの移住をサポートをしています。
信州への移住に関心のある方はお気軽にご来場ください。

また、移住に関するセミナーや相談会、体験ツアーなどが長野県内各地域で行われています。
移住に興味を持たれている方や信州を知りたい方など多くの皆様のご参加をお待ちしております。

信州へ移住を考える人のポータルサイト
田舎暮らし 楽園信州 http://www.rakuen-shinsyu.jp/



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