2025.08.12 [ 企画展・イベント山好き館長の信州便り ]
「大切な人に幸せでいてほしい」人類に共通の想いを込めて(FMぜんこうじ「図書ナビ」第29回)
中川さん:「ナツトショ」今年も開催されたんですよね?
森:今年も「謎解きゲーム・図書館探検大作戦」と「図書館バックヤードツアー」に、多くの方がご参加くださいました。館内を歩いていると、子どもたちが張り切って、館内を駆け回る姿に出会えました。「謎解きゲーム」は、小学生向けのイベントなんですが、普段子どもが行かないエリアにも謎が仕込んであるんです。
今日は、「スタンプカード」と「謎」が書かれたカードを、特別に持ってきました!図書館の司書さんが扮する「地図の番人」からミッションを受け取って、1つ謎を解くと次の謎が指示されるという作りです。いわゆる「脱出ゲーム」の一種なんですが、そこは図書館らしく。子どもの百科事典『ポプラディア』を調べながら、謎を解いていきます。

我が家の猫も大好き!「エノコログサ」は何と呼ばれる?
例えば、「エノコログサはネコを遊ばせることから、何と呼ばれている?」は、難易度1。「ひょっとこは、どんな表情を面にしたもの?」は、難易度3。参加してくれる子どもたちの学年を見ながら、手渡す謎の難易度を調整しているんです。「ひょっとこ」はたぶん、小さい「よ」や「つ」が入っているから、見つけるのがちょっと難しいんですね。リピーターになってくれる子どもたちもいるそうで、そういう子にはちょっと難しい謎を出したり。
中川さん:大人でもちゃんと調べられるかな?と、ちょっとドキドキしちゃいますね。
森:実際、大人の方も参加されるようですよ。答えは、百科事典の何巻の何ページで見つけたかを、書くようになっているんです。本の「目次」や「索引」を使いこなしたり、いつの間にか「図書館」の使い手としてレベルアップ出来ちゃうんです。
中川さん:愉快でもあり、勉強にもなり、そして普段は使わない所を使いそう。
森:手足も動かす。ということで、折紙を折る指令も出るんです。
中川さん:「夏の朝に咲くよ。昼になるとしぼんじゃう」という謎を解いて、〇〇〇〇を折るとか。
森:5つの謎を全て解いたら、宝箱を開けてプレゼントをゲット。沢山の子どもたちが楽しんでくれました。
戦後80年に「知る自由」を考える

戦後80年特別企画
中川さん:さて、今日の話題は何ですか?
森:今年は、戦後80年ですね。県立長野図書館では、今、戦後80年特別企画「読ませなかったもの と 読ませたかったもの-戦時下における『読書指導』を通して『知る自由』を考える」という展示をしています。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
県立長野図書館 総務企画課
TEL:026-228-4939
FAX:026-291-6252