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令和7年度第1回 信州発・これからの図書館フォーラム

信州発・これからの図書館フォーラム(令和7年度第1回)が、「地域の読書環境をもっと豊かに!―読者×書店×図書館×∞」をテーマに、6月14日(土)県立長野図書館の3階、信州学び創造ラボにて開催されました。
今回のフォーラムでは、地域の書店や図書館がどのように連携し、読書文化を未来へとつなげていくかについて、さまざまな立場の登壇者が意見を交わしました。

 

冒頭では、JPICの松木修一氏とカーリルの吉本龍司氏が、書店と図書館が在庫情報を共有する新たなプロジェクト、在庫情報プロジェクトについて紹介。

図書館で借りられなかった本を、帰りに書店で購入ができるようなシステムづくりに向けた最新の取り組みが語られ、参加者の関心を集めました。

 

 

 

 

 

 

続いて、岡谷市や塩尻市の事例発表では、地元書店と図書館が連携することで、地域経済やコミュニティの活性化につながる実践例が紹介されました。
図書館が地元書店から本を購入することで、地域にお金が循環し、顔の見える関係性が生まれることの意義が強調されました。
また、書店組合と図書館が協力してイベントを開催したり、地域の課題に一緒に取り組んだりする様子も具体的に語られる場面も。
連携の取れた掛け合いに、会場に笑いがあふれる時間も生まれました。

後半のパネルディスカッションでは、登壇者同士の活発な意見交換に加え、会場参加者からも多くの質問や意見が寄せられました。会場全体が一体となって“これからの地域の読書環境”について考える、熱気あふれる時間となりました。

書店、図書館、そして読者がそれぞれの立場を超えてつながることで、地域の読書文化がさらに豊かになる可能性が示されました。

今回のフォーラムを通じて、地域の書店と図書館が連携し、読者とともに新しい読書のかたちをつくっていくことの大切さを改めて実感しました。信州から始まるこの動きが、他の地域にも広がっていくことを期待しています。

 

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