2024.03.12 [ 山好き館長の信州便り ]
想いを寄せ続けること(FMぜんこうじ「図書ナビ」第12回)
みなさま、こんにちは。県立長野図書館の森です。FMぜんこうじの「ひるどきもんぷらワイド」、 2024年3月12日(火)に放送された、「図書ナビ」コーナー、第12回目の内容をご報告します。
オープニングトーク:啓蟄も過ぎ、小雨模様に春を感じる日です
中川睦美さんの「ひるどきもんぷらワイド」。前日にアカデミー賞の授賞式が行われ、松本市出身の山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」が日本映画としては初めて視覚効果賞を受賞した話題から始まりました。山崎監督、ハリウッドの1/10の予算で製作されたんですね。ロケ地になった岡谷市も盛り上がっているようです♪
そして、アカデミー賞の授賞式では、パレスチナ自治区ガザ地区での即時停戦を呼びかける赤いピンバッジを胸元に着けたアーティストや俳優の方々がたくさんいたそうです。「多くの人たちが平和を求めていることを感じました」という、中川さんのコメントが印象的でした。
オープニングの一曲は♪「銀河鉄道999」、 A never ending journey. A journey to the stars… 「プラチナジャズ」による、とても素敵なアレンジでした。
中川さん:「啓蟄」も過ぎて、この雨にも春をちょっと感じますね。
森:本当ですね、雪ではなくて、雨、というところに春を感じます。二十四節季のなかでも、「啓蟄」は、ちょうど自分の誕生日(3月6日)の頃なんです。虫や小動物が、暖かい陽気に誘われて、もぞもぞと動き出す感じがして、なんだかワクワクする言葉ですね。
春と言えば、桜。3月のイメージ?4月のイメージ?
中川さん:春と言えば桜ですが、森館長は、桜は3月のイメージですか?それとも、4月のイメージ?
森:私は長崎の生まれで、桜と言えば、3月、卒業式のイメージです。大学にはものすごく立派な桜並木がありました。入学式の前に上京して、桜吹雪の中を一人、自転車で走った時の光景が忘れられません。7年前に信州大学の図書館に異動してきたときは、4月になって雪が降ったので、とっても驚いた覚えがあります。数年前には早咲きのヒガンザクラが雪をかぶっているという、美しくも不思議な光景を見たこともありました。
中川さん:私は4月がお誕生日なんですが、だんだん桜の開花は早くなっている気がします。長野県は広いから、地域によってさまざまですよね。
森: 本当に。職場の人に聞いたら、例えば南信の阿南高校から白馬高校に異動になった人は、阿南ではもう桜が散り始めていたのに、白馬ではまだ雪の壁が残っていて、桜が咲くのはゴールデンウィークだと聞いて驚いたそうです。 千曲市出身の職員さんは、卒業式や入学式は、桜はまだ咲いていないけれど、近くの農家の方が枝を切ってハウスで咲かせてくれて、それを先生方が活けてくださっていたという思い出を話してくれました。
中川さん:実際に咲く時期はそれぞれですが、歌の中にでてくる桜は、やっぱり別れの季節が多いイメージがあります。
森: 確かに、ちょっと切ない系の歌が多い気がしますね。桜のはかなげな美しさも、そんなイメージにつながっている感じがします。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
県立長野図書館 総務企画課
TEL:026-228-4939
FAX:026-291-6252