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【蔵書整理2023】資料を未来に残すために

蔵書整理もいよいよ終盤に差し掛かり、残りの作業を進めています。
本日は資料をより使いやすく、より良く保存していくための作業の様子を紹介します

■ 和装本の所蔵確認
和装本はリストと照合しながら1点1点確認していきます。
和装本を手に取ると、表紙の紙、本を縫う糸等、
こだわった装丁の美しさに驚くことが多々あります。
破れや虫食い等があり、中には状態があまりよくない資料もありますが、
100年以上前に作られた資料が現在まで状態を留めて残っていること、
改めて凄いことだなと感じます。

▼資料状態も含めて確認していきます。大切に保管されてきた資料は傷みが少ないです。また、和紙の強さも実感します。

■ 資料の追跡調査
前回のブログではハンディターミナルを使用した、
資料バーコードの読み込みの様子をレポートしました。
読み込みデータを所蔵データと照合し、配架場所が間違っていないか、
所在不明の資料がないかを確認します。
もしも配架間違いがあった場合は正しい場所に戻す等、
資料の所在を明らかにしていきます。

▼棚奥に押し込まれていないか、請求記号のラベル間違いがないか等、目を凝らして探します。

■ 書架の移動
当館では資料は原則永年保存しています。
そのため保存スペースの確保がとても大事です。
資料がいっぱいになった棚は、資料を移動させながら書架に空きスペースを作ります。

▼資料を移動している書架は、実はこの倍あります。数人の職員で連携し、距離を移動しながら運んでいます。

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