郷土展示「丑と寺社」

郷土図書展示:「丑と寺社  牛に引かれて厄除祈願」
(期間:2021年1月末から2021年3月末頃まで)

 


本年は丑年ということで、ただいま郷土ゾーンでは
「丑と寺社 牛に引かれて厄除祈願」と題し、
北信・東信・中信・南信から、それぞれ牛と縁のある寺社などを選び、
関連する資料を紹介しています。

 

北信からは長野市にある善光寺です。
今回は「善光寺まいり」について書かれた本を
中心に集めました。
不信心なお婆さんを改心させるために
牛に化けた善光寺如来(または布引観音)が、
洗濯物の白布を角に引っ掛けてお婆さんを善光寺へ
つれていく「牛に引かれて善光寺まいり」の話を
実際に読むことができる本などはもちろん、
善光寺の謎や不思議な話について書かれた資料などを展示しています。

 

中信からは松本市にある
「牛伏寺(ごふくじ)」です。
牛伏寺は厄除祈願の寺であり、
信濃三十三番観音札所のひとつでもあります。
牛伏寺は「うしぶせでら」とも呼ばれており、これは唐の玄宗皇帝が大般若経を善光寺に奉納する途中、経典を運ぶ2頭の牛が同時にこの地で倒れたので、使者は観音の霊力を知ってこの寺に経典を納めたことから「うしぶせ」と呼ばれるようになったそうです。
また、境内にはこの時に倒れた牛の銅像があり、
ちょっとしたフォトスポットになっているようです

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