【休館37日目】甘酸っぱい思い出?黒歴史?

「日本独特の料理というものもあります。すし、てんぷら、刺し身、すき焼などです。」

Japan has its own original dishes,such as “sushi”,”tempura”,”sashimi”,”sukiyaki”,and so forth.

といったかんじで、自分のこと、家族のこと、趣味のこと、日本のことを海外の友人に伝えるための例文がたくさん載っています。その他に、国際郵便の案内や、英文手紙の形式なんていうお役立ち情報も。

この事典は、ちょうど平成が始まった1989年に改訂新版として刊行されています。たった30年前ですが、海外との距離感、情報の入手方法、英語の学び方などなど、あらゆる面で今とは隔世の感がありますね

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ところで、この本を見つけたときに、そのあまりにも絶妙な懐かしさにちょっと興奮し(笑)、近くにいた同世代の同僚に

「見てみて!“ペンパル”ってあったよね!!」

と見せてみたのです。

そうしたらなんと同僚は、中学生の頃にオーストラリアのペンパルと文通していたと告白してくれました!なんでも、学校が斡旋してくれて、アメリカやカナダよりも英文にクセがないということで先生におすすめされたそうです

私自身はペンパルはいなかったのですが、行ったこともない遠い国の人と、海を越えて手紙をやりとりするなんて素敵だなぁと中学生の頃に思ったことは覚えています。

そんなこんなで、1冊の本をきっかけにして仕事の合間にしばし懐かしの昭和トークに花が咲きました。

もう、これってまさに「回想法(※)」ですね(笑)

  (※)懐かしい写真や、道具、歌などを用いて思い出話を語ることで、気持ちの安定や脳の活性化につなげる心理療法

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最近、新聞やテレビなどさまざまなメディアで平成の30年間を振り返る特集が展開されていますが、各地の図書館でもそういったテーマ展示を企画しているところがあります。

それは、新しい本だけでなく、古い本も残っているから可能なこと。

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