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「なぜ「3」に惹かれるのか」/ブック・スプラウト

県立長野図書館の2Fカウンター横に《ブック・スプラウト》コーナーがあります。

現在の展示は、今年度の2回目(11月~2月)です。 “私たちはどこから来たのか”(0・1・2・9類)ゾーンでは、「なぜ「3」に惹かれるのか」というテーマでブック・スプラウトの展示を行っています。

テーマを選ぶきっかけ

前回のスプラウトのテーマが「世」。今回のテーマは、前回から繋がっています。

「世」に関連する本を集めていたときに、「三世」や「世界の三大○○」などが多く目についたのです。世の中には「3」が多くあることに気づきました。

三種の神器、三すくみ、三権分立…

まだまだあります。

三角関係、3部作、三度目の正直、御三家、背番号3、三位一体、釈迦三尊、日本三景、光と色の三原色、日本三大祭り、三大発明、三大栄養素、三世代など。

なぜ「3」の付く言葉やものが多く使われているのでしょうか。

日本人は「3」が好きなのでしょうか。

もしかしたら、世界においてもそうなのでしょうか。

鍵を握るのは「3」。

「3」の謎に迫るため、「親子三代の物語」「繰り返し」「数が持つ魔力」の3つの視点で選書しました。

「親子三代の物語」

真田三代』、『戦国武田の城』、『』(徳川三代)など、親子三代で紡がれる物語をご紹介します。

日本だけでなく、世界にも目を向けて、現在の英国王のチャールズ3世に関する『カミラと英国王室』、シェイクスピアの作品『エドワード三世』、また『悪王リチャード三世の素顔』もあります。

「繰り返し」

3回の繰り返しは昔ばなしをはじめ、『3びきのこぶた』(イギリスの昔話)、『3ねんねたろう』(日本の昔話)など、『こんにちは、昔話です』にあるように、おはなしによく見られます。

えほんのせかい こどものせかい』松岡享子/著 日本エディタースクール出版 には、「このような効果を考えるとき、三回のくりかえしという形式が、どんなに子どもの心にかなった完璧なものであるかを思い知らされます。」(p.88)と書かれています。

「数が持つ魔力」

「3」という数字、数字自体に魔力があるのでしょうか。

数の民族誌』、『目でみる数学』、『数のつく日本語辞典』などを読んで、数の「3」がどんな意味を持っているのか考えてみましょう。

当館にお寄りの際は、スプラウトの本をぜひ実際に手に取って、ご覧ください。

 

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