《モノコトベース》宝箱を作ろう

 

【設計図を作る】

段ボール工作の本や、これまでに他の方が作った箱を参考にしつつ、箱の設計図を作っていきます。
アドビ株式会社のIllustratorというソフトを使って、パソコンでデータを作成しました。

《箱(下半分)を作る》

まずは宝箱の箱部分を作ります。ものさしを眺めながら、これくらいかな……というサイズを考えます。
横22cm、奥行15cm、高さ7cmくらいにしてみました。それぞれの板の大きさをざっくり作ってみます。

差し込んで固定できるように、刻みや穴をつけていきます。
板の厚さが4mmなのを意識しながら、つけ足したり、穴をあけたりしました。
刻みが細かい方が外れにくいような気がしたので、たくさん刻みを入れてみました。
ここに、蝶番と鍵をつけなければいけませんが、難しいので、とりあえず後回しです。

《蓋(上半分)を作る》

次に蓋です。ドーム型にしたいですが、材料のボードは固いので、段ボールのように曲げることはできません。
他の方の作例を見せていただいたところ、どうやら板を短く切って、刻みをつけた側板にはめ込んでいけばできそうです。

板の枚数は、奇数だと上が平らにできそうなので、9分割にします。
最初と最後の板は、鍵のパーツがつけやすいようにまっすぐにしました。
ここの角度が何度だからこっちは何度で、ここが何センチだからこっちは何センチ……と、算数や数学の授業で教わったことを一生懸命思い出しながら、パーツの図を作ります。

《蝶番を作る》

箱と蓋はできそうなので、次にそれを繋ぐ方法を考えます。
蓋と箱に、重なるような出っ張りをつけて、そこを釘やネジのようなパーツで繋げばよさそうです。
ボードをレーザーカッターでカットして作るので、できるパーツの断面は四角形になります。4mmのボードをカットして作るので、幅4mmで切れば、断面が4mmの正方形になるパーツが作れそうです。
片方の穴は4mmの正方形で回らないようにして、もう片方にはその外接円の穴をあけて回るようにすれば、開け閉めができるはず。外接円という言葉を久しぶりに思い出しました。図形の知識ってこういう時に役立つんですね。

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