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「みんないっしょだよ」―映画『窓際のトットちゃん』より(FMぜんこうじ「図書ナビ」第26回)

森:身近なところで、こういうイベントを企画していただけたからこそ、参加することができました。本当に感謝です。前日には、松川村の中学校で、小学生5,6年生も一緒に映画鑑賞したそうです。図書館の地域での役割って大切だと思いました。

今月のおススメ本は?…この流れで

森:はい!もう、この流れで。『窓ぎわのトットちゃん』の原作、久しぶりにじっくり読みたいと思います。そして映画『窓ぎわのトットちゃん:ストーリーブック』ですね。映画はDVDやブルーレイになっているほか、動画配信サイトでも見られます。

そして、今回、トークの聞き手役をされた松本猛さんの『絵本とは何か』。2025年2月に出た本で、絵本の歴史から楽しみ方、紙の絵本であることの意味、電子書籍との違いのことまで書いてあります。理論的なことを知って、絵本自体も楽しんで、そしてまた学んで・・・ということを繰り返しながら、この世界をより深く知っていきたいなと思っています。

中川さん:図書館からのお知らせはありますか?

地域の読書環境をもっと豊かに!読者×書店×図書館×∞

森:イベントのお知らせです! 実は今、地域で書店さんが少なくなってきていることが、社会的に問題になっています。本屋さんは、図書館とはまた違った意味で、地域の読書文化にとってなくてはならない存在です。そんな本屋さんと図書館が、一緒になって地域を盛り上げて行こうというイベントを開催することになりました。

テーマは、「地域の読書環境をもっと豊かに! 読者×書店×図書館×∞」。6月14日(土)午後、県立長野図書館で開催します。書店員さんや図書館の司書さんはもちろん、本を愛するすべての皆さまにご参加いただけたら嬉しいです。

中川さん:本を愛するすべての皆さま、気になりますね。最後にリスナーの皆さまへメッセージをお願い致します。

森:日に日に緑が濃くなって、過ごしやすい季節になりました。今はツツジが綺麗に咲いてきます。図書館には、いろいろなジャンルの本や体験の場があります。自由に話をしたり、静かに本を読んだりできるスペースもあります。リスナーの皆さま、ぜひ図書館に、ぶらりとお立ち寄りください。お待ちしています。

本日も、ありがとうございました!

こぼれ話

サイン会の時、八鍬監督さんに『ノー・アザー・ランド・故郷は他にない』という映画のことをお話ししてみました。戦争状態にあるイスラエルとパレスチナの若者たちによるドキュメンタリー映画で、八鍬監督さんも観ておられました。映画は2025年のアカデミー賞を受賞し、世界的に注目されましたが、それでも迫害は止まらない。むしろひどくなっているという報道も目にします…

そんな世界で、違いがある人たち同士の相互理解、平和、子どもたちの自由や未来に向けたメッセージとして、映画『窓ぎわのトットちゃん』が、多くの人に届いたら良いなと切に思いました。

小林先生の「みんないっしょだよ。いっしょにやるんだよ」を胸に。八鍬監督、これからも応援していきたいと思います。

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