2025.05.16 [ 山好き館長の信州便り ]
「みんないっしょだよ」―映画『窓際のトットちゃん』より(FMぜんこうじ「図書ナビ」第26回)
「わかさとクエスト」の振り返り
中川さん:5月4日の「わかさとクエスト」、私もちょっとだけ覗かせて頂きましたが、大好きな空間でした。

「わかクエ」図書館前の様子
森:ありがとうございます!当日までお天気が心配でしたが、本当に良いお天気に恵まれて、沢山の方々が思い思いに楽しんでおられる様子で、とても嬉しかったです。
全体では2,000人を超えるお客さまが来てくださったのですが、「謎解きゲーム」は、ゴールで宝箱を開けてもらえるキーホルダーのチャーム、325個持ち帰ってもらったようです。中川さんは、どのあたりを見てくださいましたか?
中川さん:まず文化ホールに行ったら、信州大学の学生さんたちによるいろいろな遊びをやっていました。(自分で描いたキャラクターを自分の身体の動きに合わせて動かすゲームとか)私が子どもの頃の遊びとは違うな―と思いました。夫と一緒に行ったんですが、犬を連れていたら子どもたちから「名前は?」とか、沢山話しかけられたのが印象的だったようです。それぞれに、良い時間を過ごせました。

大型紙芝居上演の様子
森:図書館では、大型紙芝居グループ「でんでんむし」と和楽器ユニット「まいまい」による、紙芝居が上演されました。演目は、伊那にある光前寺に伝わる忠犬伝説『早太郎』など。お琴や尺八などの和楽器をBGMに、とてもダイナミックなお芝居でした。
絵本専門士の杉上佐智枝さんによる絵本の朗読も、とても素敵でした。大型のモニターに絵本を映し出してお話ししていただいたのですが、実は、途中でモニターが映らなくなってしまったんです。どうしよう?と焦っていたら杉上さんは「皆さん、この絵本そのものに注目してください!」といって、絵本を見せながら朗読してくださいました。お客さんがグッと集中したような雰囲気。トラブルがあってもそれを逆手にとって、人を引き付ける力。絵本そのものの絵の力が感じられて、素晴らしいなと思いました。
今回のイベント、ホクト文化ホールや信州大学工学部、長野シルバー人材センター、テレビ信州、子どもにさまざまな体験を提供する「子どものモール」など、若里公園周辺のいろいろな人たちの思いが一つになって、とても素敵な空間になっていました。また来年のGWにも開催する予定なので、楽しみにしていただければと思います。詳細レポート(前編)(後編)もぜひご覧ください!
今日の話題は?―映画上映会『窓際のトットちゃん』

今回ご紹介した本たち
森:「近場で見つける遊びと文化の宝探し」に関連して、5月10日に松川村で開催された、映画『窓ぎわのトットちゃん』上映会~八鍬新之介監督が語る制作秘話のことをお話ししたいと思います。
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