山尽くし!(FMぜんこうじ「図書ナビ」第3回)

森:はい、疲れきって、お腹もいっぱいになって、よく眠れました。翌日の朝も快晴でした。日当たりの良い場所は苔が美しく輝き、山名の由来ともなっている枯れ木地帯を通過しながら、まずは「縞枯山」、次に「茶臼山」にも登りました。展望台からは、遮るもののない間近に、南八ヶ岳の全貌を眼に収めることが出来て「登って良かった!」と思いました。

山の話になると、ついつい、饒舌になってしまいます。私は、運動はあまり得意ではないのですが、山は、競争ではなく、一歩、一歩、歩いていけば、いつかたどり着けるところが好きなんです。

中川さん:お話を聞いていて、『山女日記』を思い出しました。

森:ドラマにもなりましたよね!体力的には大変ですが、自然に身を置くと、心身ともにリラックスできるんですよね。

「地域資料(郷土資料)」について

中川さん:今日は、図書館のどんなことを教えていただけますか?

森:今日は、地域資料(郷土資料)について、お話ししたいと思います。県立長野図書館では、地域文化の保存のため、地域のことを調べたい方々のために、長野県に関する資料を「郷土資料」として、重点的、網羅的に集めています。

郷土雑誌のコーナー

郷土資料とは、長野県(旧・信濃国)に関する人や事柄についての本、雑誌、新聞、パンフレット、リーフレット、地図などを含みます。一般に流通するものが少なく、地域ごとに出されて、その周辺にだけ出回る場合が多いんです。

例えば、さきほどご紹介した『山に生きて』も郷土資料です。県立図書館で持っていなかったので、寄贈しました。この間は、信州大学の学生さんが作ったフリーペーパーを寄贈しに来てくれました。

図書館では、その地域のことだったらなんでも調べられると、頼りにして頂けることを目指しています。古いことを調べるということは、現在の私たちが暮らしている地域のことを知り、未来に向かってどんなふうに生きていきたいか考える材料になると思うんです。当館へご寄贈いただける資料がありましたら、ぜひご寄贈をお願いします!

中川さん:新聞っていうと、端が茶色くなったような古い新聞も必要だったりしますか?

『山に生きて』と『日本百名山』

森:はい、図書館でまだ持っていないものだったら、ぜひ。いきなり持って行ったり、送るのは不安だなという場合は、↓こちらにお問い合わせください。

  • 県立長野図書館資料情報課 郷土資料担当
    〒380-0928 長野市若里1-1-4
    Tel.026-228-4921 / Fax.026-291-6252
    ken-tosho@library.pref.nagano.jp

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