当館2階図書室「はたらく・学ぶ」ゾーンでは「食彩信州」をテーマに、一年を通して資料を入れ替えながら、信州の食の魅力をご紹介しています。【前回の内容はこちら!】
3期目となる今回の、1月-3月テーマはこちら!
「冬に美味しい野菜たち 春に美味しい土づくり」
信州は今まさに冬本番を迎えています。凍てつく土、ピリリと肌を刺す空気、白みがかった澄んだ青空、または視界が水玉模様で埋まる雪降りの日。そんな厳しくも魅力的な信州の寒さが、冬の食卓を豊かにしてくれます。
冬の食卓と言ったら何といっても鍋。
あ、、これは猫鍋でした。
猫は湯たんぽ代わりに抱えて寝ると温かいものです。
この冷え込みを最大限に利用する冬の食卓には、美味しく無駄なく食べたい先人たちの、わたしたちの、工夫があります。
畑や庭に穴を掘り、室(むろ)を作って収穫した野菜を保管することで、冬のあいだ保存に適した温度で管理され、美味しく食べることができます。
また、秋のうちに収穫して付け込んだ地域の漬物、干したものなどもこの時期ならではの味。
美味しく冬を越す知恵 と言えましょう。
野沢菜漬けなどは味が変わってきたなと思ったら、塩抜きして炒めて、おやきの具にするのも楽しみのひとつ。
春になると甘みが増した雪下人参・雪下キャベツ、また、ひと味加わったお酒なんかも掘り出しますね!
農作物を育てる田畑は一番冷え込みが厳しいときに 田起こし・天地返しをすることで、土中の害虫や病原菌を消毒します。また、春に美味しい野菜を育て上げるための準備として美味しい土づくりも重要です。
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