お薦め本の二冊目は・・・

羽根田治さんの『ドキュメント 道迷い遭難』です。他にも「気象遭難」や「滑落遭難」などがシリーズで出ています。実際に遭難した人の生々しい体験談と検証が組み合わされ、とても臨場感があります。「自分にも起こるかもしれない」「遭難を避けるにはどうすれば良いのだろう」と思いながら、夢中になって読みました。

「信州の山岳」文庫のご紹介

最後に、私が勤める県立長野図書館の「信州の山岳」文庫をご紹介します。2015年に（株）山と溪谷社と長野県との間で締結した「信州の山岳文化創生事業」の推進に関する包括連携協定に基づき、山岳関係の書籍、約300点の寄贈を受けました。図書館2階にコーナーを設けてあり、私もよく借りています。

「信州の山岳」文庫

また、長野県内には各市町村に約120もの公共図書館があります。なかなか山へ行きにくいこのご時世、「晴耕雨読」ならぬ「晴登雨読」はいかがでしょうか？お近くの図書館にも、ぜひお出かけください。

追記：県立長野図書館の郷土資料収集について

県立長野図書館では、信州で編集・発行され資料を、貴重な「郷土資料」として収集・保存し、利用に供するとともに、次世代に引き継いでいく役割を担っています。長野県山岳協会ニュース『やまなみ』の所蔵状況はこちらをご覧ください。