2012.06.22 [ 長野県立美術館 ]
講演会「版画の楽しみ方」を開催しました!
こんにちは、信濃美術館です。
6月16日土曜日の午後1時半より、コレクション展「没後15年 池田満寿夫の版画」の関連イベントとして、当館の横山副館長による講演会が開催されました。
「版画の楽しみ方」と題したこの講演会は、絵画と版画の違いから始まって、素人にもわかりやすく「版画」について学べる内容です。お札も版画、切手も版画、お相撲さんの手形も実は版画という話には、参加されたみなさんも「なるほど!」の表情を浮かべていらっしゃいました。
画像を見ながら版画の様々な技法について説明を受けると、学校の美術時間に習った版画がすべてではないことがわかってきます。筆者は「版画って彫るだけじゃないんだ・・・」と少々感動。版画の奥深さが伝わってくるわかりやすい解説で、あっという間の1時間半でした。
今回の展覧会では1956年、57年の池田初期の版画が数多く展示されています。作品は年代順に展示されていますので、制作初期から晩年まで、いろいろな技法を試しながら自分の進む道を模索していた池田の姿を感じていただけると思います。
多才なアーティスト池田満寿夫の、魅力満載のコレクション展「没後15年 池田満寿夫の版画」は7月8日(日)までの開催です。今月21日(木)には映画「美しさと哀しみと」無料上映会を予定しています。こちらもあわせてお楽しみ下さい。
●展覧会情報
〜7月8日(日)
信濃美術館コレクション展「没後15年 池田満寿夫の版画」
池田が生涯に残した版画の大部分を所蔵する当館の収蔵品によって、池田満寿夫の生涯を辿る大規模なコレクション展です。
〜7月24日(火)
東山魁夷館常設展Ⅱ「初夏の予感」
「初夏」を感じさせる《緑の窓》や、1962年4〜7月にかけて訪れた北欧旅行で生まれた《白夜行》(習作)などをご紹介します。
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