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まちの本やさんと図書館が一緒にできること(FMぜんこうじ「図書ナビ」第34回)

中川さん:ブックオフに持っていって新しい本を入れる余地を作ったりもするんですが、落ち込んだ時、淋しいときにもう1回読みたくなるような本ってありますよね。どうしても手元に置きたい本は、20年も前のものでも持ち続けています。

橙ポン酢の豚しゃぶ

橙ポン酢の豚しゃぶ

年始は充電時間

森:晦日の夜に池田町の家に戻りました。普段、単身赴任しているので、お雑煮、ブリ大根とか、実家の橙を絞ってポン酢にして豚しゃぶ鍋を食べたりとか、和食が続くと洋食も食べたくなるので、ポトフやクリームシチューとか。三度三度、家で食べていると、作って食べて片付けての繰り返しになりますね(笑)。秋頃に、防災用で太陽光発電と大容量バッテリーを買ってあったんですが、ほったらかしになっていたので、設置してもらったり、薪を運んでもらったり、力仕事をたくさん手伝ってもらえました。風邪をひいてしまい、お天気もイマイチだったので外出はしませんでしたが、穏やかな年末年始を過ごして、たくさん充電できました。

まちの本やさんと図書館が一緒にできること

中川さん:今日はどんな話題ですか?

森:今月のおススメ本と兼ねて、1月23日(金)に開催する、イベント「書店と図書館がつなぐ未来の読者in長野 まちの本やさんと図書館が一緒にできること」についてご紹介したいと思います。2部構成になっていて、第1部は、書店員さんと図書館員さんの合同研修会、第2部は、長野県出身の作家さんの講演会です。背景には、昨今、「読書離れ」「活字離れ」といった現象が進んで、まちの本屋さんが減り続けているということがあります。長野県は、自治体数が77(19市、23町、35村)と北海道に次いで2番目に多く、各地域が独自の文化圏を築いてきましたが、地域的な条件による読書環境・情報環境に格差があるのは否めません。

  • 公共図書館の設置のない自治体:約26%
  • 書店のない自治体:約54%
  • 公共図書館も書店もない自治体:約23% という状況なんです。

歩いて行けるところや、車で少し走れば本屋さんや図書館があるという環境にお住まいの方はラッキーで、どなたでもそういう環境におられるわけではないんですよね。そこで、「書店と図書館が共有する課題を分かち合い、力を合わせて地域の読書環境を豊かにし、読者を増やしていきたい」「それぞれの地域の状況に会う連携方法を探し、実際に形にしていきたい」という気運が高まっています。

6月にフォーラムを開いた際に「共に学び合える場が作りたいね」ということになって、文部科学省の「図書館・学校図書館と地域の連携協働による読書のまちづくり推進事業」である本の未来と読者を考える「書店・図書館等による連携協議会」からお声掛けいただき、長野県書店商業組合長野県図書館協会が共催して、書店員と図書館員の合同研修会を開催することになりました。

『空芯手帳』

『空芯手帳』

第2部は、長野県出身の作家、八木詠美(やぎ・えみ)さんによる講演会です。初めての本は、2020年の『空芯手帳(くうしん・てちょう)』(筑摩書房)で第36回太宰治賞を受賞されています。まだお若い、新進売り出し中の作家さんですね。「くうしん」は、「芯が空」と書くんですが、なんと・なんと、「妊娠」を「偽装」する妙齢の女性が主人公。ちょっとびっくりする設定なんですが、ぐいぐい引き込まれます。世界25ヶ国語での翻訳が進行中で、2022年8月に刊行された英語版『Diary of a Void』は、ニューヨーク・タイムズやニューヨーク公共図書館が「今年の収穫」として取り上げるなど、高い評価を得ているそうです。

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