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図書館という希望ーカラフルな魔女と一緒に考えよう!(FMぜんこうじ「図書ナビ」第18回)

森:私はやっぱり、『魔女の宅急便』です。実は、スタジオジブリの映画で初めてこの作品を知って、本は後から読みました。

物語は、魔女の女の子キキが、黒猫のジジと一緒に、両親の元から独り立ちして、知らない街で生きて行くという、映画と同じです。でも、本の魅力は、角野さんの文章、語り口がとっても素敵なところ。例えば、お洗濯をするシーンでは、「じゃじゃじゃん」と洗濯物を揉んで、「ぱぱぱーん」と両手で広げて、汚れが落ちたか確かめます。この「擬態語(擬音語)?」の使い方がすっごく楽しくて。思わず、くすっと笑ったり、一緒になってドキドキしたり、物語に深ーく感情移入できるんです。

文平館長が励まされた本

文平館長が励まされた本

文平館長:数多ある角野さんの作品から1冊を選ぶのは至難の業ですが…私は「小さなおばけ」シリーズで編集者として育てていただきましたので、このシリーズから。実は1979年にシリーズ最初の『スパゲッティがたべたいよう』が世に出てから、40冊ものシリーズ本が出版されています。その中でも思い出の作品は、『アッチとボンのいないいないグラタン』。おばけのアッチはレストランのコックさんなんですが、お料理に自信を失ってしまいます。そこで、のら猫のボンが応援歌を歌ってくれるんです。この応援歌で、私も編集者として「頑張ろう!」と励まされました。

中川さん:よかったら、その応援歌、読んでみていただけますか?

文平館長:「ぼくらは ともだち コックさん なんてったって 男の子 これだけそろえば いうことないよ フレー フレー ア、ッ、チ フレー フレー ボ、ボ、ボン」 最後、「ボ、ボ、ボン!」って、やっぱり「擬態語(擬音語)?」ですね。ことば遊びも角野さんの特徴だと思います。

中川さん:本の話をされているお二人の笑顔がとても素敵で。「本が好きな人って好い人なんだな」と思っちゃいます。

森:難しい顔をして話すことも、ありますけれどね。(笑)

文平館長:今、とっても楽しいお話ができているからですよね。(笑)

第74回長野県図書館大会(須高大会)申込方法は?

中川さん:第74回図書館大会、本当に楽しみです。メイン会場は須坂市文化会館 メセナホール角野栄子さんの基調講演は、午後14時から。ちょっと早めに13時頃から来ていただけると、「デジとしょ信州」のご紹介もあるんですね。申込方法など教えていただけますか?

文平館長角野栄子さんの基調講演は、事前のお申し込みが必要です。オンラインの「ながの電子申請サービス」でもお申込みいただけます。参加費は1,000円。銀行振り込みになります。

市立須坂図書館、小布施町立図書館まちとしょテラソ、高山村公民館、長野県図書館協会事務室(県立長野図書館1階)で直接申し込んでいただくと、その場で現金でお申込みいただけるので、この方が楽だと思います。

中川さん:お問い合わせ先は?

文平館長市立須坂図書館(電話:026-245-9762)まで、お問い合わせください。

中川さん:最後に、リスナーの皆さまへのメッセージをお願いします。

文平館長「小さなおばけ」シリーズ、実はもうすぐ最新の物語が発行予定ですが、なんと図書館大会当日に、会場で販売していただけることになりました!角野先生のサイン入りの本も準備いただいているようです。

森:それは耳寄り情報ですね!図書館大会は、関係者が集まってより良いサービスをしていくための学び合いの場という面もありますが、皆さまに図書館のことを知っていただく、親しんでもらうきっかけの場でもあります。申込期限は9月20日(金)です。お待ちしています!

今回もありがとうございました!!

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