2024.09.11 [ 山好き館長の信州便り ]
図書館という希望ーカラフルな魔女と一緒に考えよう!(FMぜんこうじ「図書ナビ」第18回)
第74回長野県図書館大会(須高大会)が開催されます!
森:今日は、来たる10月12日(土曜日)に開催される「長野県図書館大会」をご紹介したいと思います。
なんと、今年第74回目を迎えます。県内各地域の持ち回りで、今回は「須高」ということで、須坂市さんが中心になって企画運営をしてくださっています。文平館長さん、今年の大会のテーマや見どころなど、ご紹介いただけますか?
文平館長:大会のテーマは『図書館という希望 ~ 今こそ「読書のよろこび」「図書館の存在意義」を語り合おう!』です。
スマートフォンやタブレットの普及により、読書する時間や本を読む必要性、図書館や書店に足を運ぶ機会は減ってきています。その一方で、制限を余儀なくされたコロナ禍は、読書が最良のエンターテイメントのひとつであることを再認識させてくれました。そんな今だからこそ、読書する意義や図書館の存在意義はどこにあるのか、大会を通して考えてみたいと思います。興味を掻き立てられる本に出会ったときの感動、次の展開にわくわくしながら夢中でページを繰ったときの興奮を思い起こして、読書のよろこびや図書館の存在意義、これからの可能性をみんなで語り合い、広く発信していきたいと考えます。
「カラフルな魔女」がやってくる!
中川さん:「図書館という希望」とても素敵なテーマですね。そして、基調講演は…?
文平館長:「カラフルな魔女」(←YouTubeにリンク)でおなじみの、角野栄子さんに「ものがたりの魔法」というテーマでお話いただけることになりました!
中川さん&森:おー!(パチパチパチパチ!)
中川さん:角野栄子さんといえば、『魔女の宅急便』が有名だし、ごく最近も『なかよしかぜ』を発行されていますね。
森:いろいろな方に、「よく、角野栄子さん、引き受けてくれたね」と言われます。実は、文平館長さんは、公募で市立須坂図書館の館長さんになられる前は、児童書専門の出版社にお勤めだったんですよね?
文平館長:子どもの本のポプラ社で、編集者をしていました。駆け出しの頃に、おばけのアッチ、コッチ、ソッチが活躍する、「小さなおばけ」シリーズを担当させていただいたんです。
初めてお原稿をいただきに伺った時、先輩編集者さんから角野先生のお宅の地図をもらって向かったのですが、探しても探しても見つからず、交番のおまわりさんにも聞いたりしました。とうとう「実は降りる駅が違っていたのでは?」ということに気が付いた。ということがありました。(笑)
中川さん:今月の一冊は、この流れで角野栄子さんの本でおススメの作品をご紹介いただけますか?
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