2022.09.07 [ テーマ本 ]
「郷土ゾーン」の御柱祭展示コーナーに“おんべ”現る!!!
7年に一度、寅と申の年に行われる御柱祭。その祭りに欠かせない「おんべ」という道具をみなさんはご存知ですか?
御柱に乗る人や曳き子、木遣りを唄う人まで多くの人がさまざまな色や大きさのおんべを手にしている姿を思い浮かべてみてください。木遣りとともにおんべが振られることで気持ちを盛り上げ、御柱が進んでいきます。
そんなおんべについている房のリボン。これ、実は紙ではないのです。トウヒの木(エゾマツ)をごく薄く細長くかんなで削り、束ねた房を木の柄に取り付けもので、リボンを作るには相当な技術が必要となります。
この度、伝統の技術が後世に残るようにと作成した『おんべ作り教本』を茅野市豊平のおんべ職人・長田並喜さんより寄贈していただきました。
その際に、なんと!!実物のおんべもいただいちゃいました♪2階一般図書室「郷土ゾーン」の御柱祭展示コーナーに10月末まで展示しています。
御柱祭での熱気が伝わってくるかのようなおんべの存在感、職人の技が光る極薄の房の感触と木の香りをぜひご堪能ください!
こちらのコーナーでは、諏訪大社の御柱祭をはじめ、長野県内で行われている御柱祭の資料を集めています。また、レファレンス協同データベースの事例で紹介している「長野県内ではいくつの神社で御柱祭が行われているの?」という質問の回答参考資料をもとに、神社の一覧を白地図にまとめています。こちらもあわせてご覧ください。
現在、感染症対策のため開館時間が変更になることがあります。詳細は県立長野図書館ホームページをご覧ください。
【月曜日と毎月最終金曜日は休館です】
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