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【レポート】けんトショ製本部による「大人の製本講座〔和装本編:康煕(こうき)綴じ〕」

1月26日(日)と29日(水)の2回にわたり、けんトショ製本部による「大人のための製本講座」を開催いたしました。
古来より日本で使われてきた書物「和装本」を作ることで、日本の伝統にも触れ、本の仕組みや構造を知ることが新たな興味につながり、図書館に来館するきっかけや、より本に親しむ機会となればと思い講座を企画しました。

        ※「けんトショ製本部」とは、職員有志が本の修理技術の向上をめざして、勤務時間終了後に自主的に勉強会を
          行っている部活動です。その活動のひとつとして、製本講座を開催しています。

今回は「大人の製本講座 和装本 初級編 【康煕(こうき)綴じ】」に挑戦!

日曜の午後と平日の夜という講座でしたが、嬉しいことに両日とも満員!

さて、以前にも大人の方を対象に「四つ目綴じ(穴を4つ空けて糸を通す綴じ方で基本の綴じ方)」の講座を行いましたが、今回はちょっとステップアップ!
6つの穴をあけて綴じる「康煕(※「高貴」の字を使うこともあり)綴じ」に挑戦していただきました。


製本部のメンバーが厳選し用意した表紙の和紙の中から好きなものを選んで頂いたら、早速スタート。

普段なかなか手にすることのない和装本。
中身となる紙を折るところから「糸」で綴じて仕上げるところまで、いちから作っていきます。

 

 

 

 

 

 

順を追って作ってみると、その工程のひとつひとつに意味があります。
例えば中身がずれないように「こより」を入れて仮綴じをしたり、玉結びをせず糊を使って糸を止めることで、仕上がりが美しくなるなど、工夫が凝らされていると気付きます。

 

 

 

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