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【休館25日目】「県立長野図書館これから会議 ②\拡大版/編」

12月21日(金)、休館中の営業日25日目です。

以前にもお伝えしましたが、この休館中、司書職員で県立図書館のこれからについて考える、通称「これから会議」をできるだけ毎日行なうようにしています。

◎前回の報告「【休館7日目】県立長野図書館これから会議①整理室フロー編」

 

この日は、休館して早くも一ヶ月以上経ち、全書架に手を入れて、いくつかの視点で意味づけた本のかたまりをコレクションとして再構築していく作業が後半戦に入ろうとしている今、そうした作業の中で感じたことや気付いたことを共有しておきたい、また、この「県立長野図書館」がどんな図書館なのかを改めてみんなで学ぶ機会を作りたいと思い、行政職員も嘱託職員もまじえた「これから会議【拡大版】」を開くことにしました。

と言っても1時間半しか時間が取れないので、濃密にやりましたよ

まずは、グループごとにこれまでの作業を通して見つけた「面白い本のかたまり/不思議だったこと/気づいたテーマ」を出し合い、みんなでシェアしました。

グループで出された意見には例えばこんなものがありました

・’50sの雑誌創刊ブームの頃?の今は存続していない雑誌の数々がこんなにあったんだ!

・読めない手にも取られない和装本の挿絵とかが素敵! 

・県立長野図書館設立時の本の来歴を知り、寄贈者による特徴がみえるなぁと感じた

・今だったらきっと無理なタイトル「みんな死んでしまえ」とか(苦笑)

・古い本の装丁の素晴らしさ、大きくてしっかり、小さくても凝ってる

・やたらと蔵書印などが押してある

・なんでこんなに複本があるの?

・母親文庫配本所の貸出カードが残っている本があって、借りられたもの借りられていないものがわかる

・母親文庫にたくさんの複本があったことに驚いた。複本番号30番代とか!

・戦中戦後の本の紙の質の劣悪さ。官報の紙の質の変化、重さ、厚さ…

・作業としてやってしまった!もっと意識的に見るべきだった

・「満蒙開拓団移住者持ち物リスト」みたいな一次資料があって興味深かった

・図書館の中に知らない場所があった!

などなど。

日々、手を動かし、本に触れる作業を行う中で、みんないろんなことを感じ、考えていたことがわかりました

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