2018.11.26 [ 信州・学び創造ラボ ]
【休館5日目】不明本の追跡調査です!
でもこれ、返却する時にラベルの数字だけを見ているから間違えちゃうんです。書名も一緒に意識していれば、違う分類の棚に返そうとしてしまった時に「あれ?」って違和感を感じるはずなんですよね
だって、上記の例でいうと、それぞれの数字が表す主題はこんなに異なるんです。
「487.5」―脊椎動物―魚類
「478.5」―裸子植物―イチョウ類
「485.7」―節足動物―蛛形類
「437.5」―有機化学―カルボン酸:蟻酸、酢酸、酪酸
「497.5」―歯科学―歯科補綴学
だから、本を戻す時はちょっと一呼吸おちついて。ラベルの番号をよく見て、そして、その場所に行ってみて回りの本の内容も少しだけ確認してみるといいですよ。(ここの発言はほぼ内部向けですね。苦笑)
上級編
○どこにあるか見当もつかない…
…あとはもう、運頼みです ひょんな場所から発見されることもあるので、それに期待して。
番外編
行方不明本を追跡してみたところ、本来は開架にあるべき図書が書庫にしまわれていたりなんていうこともありました。これはもう明らかに職員による返却時の配架ミスですね…
こうしたことはカウンター業務の合間に起こる些細なミスとはいえ、適切な情報提供を行うためには無くさないといけないミスです。再度、職員各自が誤配架を起こさないように意識することはもちろんですが、それでもやはり人間なのでミスをすることもあります。
なので、なるべくミスが起こらないようにするために作業手順ももういちど見直す必要があるなぁと感じました。
というわけで、いろいろと思い当たるところを徹底的に捜索した結果、最終的には今回の蔵書整理で確認された不明本は73冊ということになりました。
点検冊数に対する割合にしてみると、約0.06%の不明率ということです。
この数字が多いか少ないかは、図書館の規模やサービス内容、蔵書構成などとも関係するので一概には評価できませんが、それでも少ない方ではないでしょうか。
時折、うっかり貸出手続きをしないままに持ち帰ってしまう方もいらっしゃるので、今後返却本が返ってきたらこの数字はもう少し向上するかもしれません。というか、そうなって欲しいな
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