2011.04.27 [ 長野県立美術館 ]
ギャラリートーク「日本女性の化粧を変えた七色粉白粉」開催!!
こんにちは、信濃美術館です。
「資生堂にみる商業デザイン−明治・大正・昭和−」開幕から1週間。展覧会初日にはつぼみだった桜が満開となった4月23日(土)、スペシャルギャラリートーク「日本女性の化粧を変えた七色粉白粉」が開催されました。
資生堂企業資料館の佐藤朝美さんを講師にお迎えし、まずは信濃美術館3階の講堂で、映像を交えてのお話を伺います。「白一色」に塗るだけだった日本女性のメイクが「七色粉白粉」の登場で劇的に変わっていった様子や、西洋の影響がみられる化粧品パッケージのお話など、30名近い参加者の皆さんは興味深げに聞き入っていました。
続いて展覧会場へ場所を移し、実際にパッケージや、ポスターを目にしながらの解説です。戦時中の商品パッケージに、想像をはるかに超えた深い思いが込められていること、容器のサイズ一つを決めるのにも、その時代が反映されていることなど、眺めるだけでは分からないお話をたくさん聴かせて頂きました。
参加された方が、それぞれに記憶の糸を手繰り寄せながら、「これ、高校生の時に見た!」「小さい頃お父さんが使ってたよね」「就職して初めて使ったのはこれだったかも」など、自分の人生と様々な年代にデザインされた展示品を重ねている様子は非常に印象的でした。
「資生堂にみる商業デザイン−明治・大正・昭和−」は6月5日(日)まで開催致します。ゴールデンウィークは、信濃美術館にお出かけ下さい!!
今後開催のイベント情報
●講演「資生堂の色、SHISEIDOのかたち。」 ※事前申込要
創業当時の理念をどう受け継いでいるかなど、資生堂のデザインの真髄をお話いただきます。
日時=5/14(土)13:30〜14:30
講師=資生堂宣伝制作部 クリエイティブディレクター 信藤洋二氏
定員=50名まで ※定員になり次第〆切 / 費用=無料 ※観覧料は必要
●講演&デモンストレーション「女性の美の変遷と資生堂」 ※事前申込要
化粧や髪型の移り変わりについてスライドを交えながらお話いただきます。現代のメイク実演も。
日時=5/21(土)13:30〜15:00
講師=資生堂ビューティークリエーション研究センター シニアビューティーディレクター 富川栄氏
定員=50名まで ※定員になり次第〆切 / 費用=無料 ※観覧料は必要
●デザインワークショップ「デザインに挑戦!」 ※事前申込要
日時=5/28(土)13:30〜 (2時間程度)
講師=中沢定幸氏
(アートディレクター/グラフィックデザイナー/中沢デザイン事務所主宰/OKA学園講師)
定員=20名まで ※定員になり次第〆切 / 費用=無料 ※観覧料は必要
●ギャラリーツアー (学芸員による作品のみどころ解説)
日時=6/4(土)13:30〜
申込=不要 / 費用=無料 ※観覧料は必要
※イベントのお申込・お問合せは長野県信濃美術館まで。
「資生堂にみる商業デザイン−明治・大正・昭和−」
○会期:4月16日(土)〜6月5日(日) ○休館日:水曜日 ※5/4は開館
○観覧料:大人800円、大学生600円、高校生以下無料
【お問合せ先】
長野県信濃美術館
〒380-0801 長野市箱清水1-4-4
電話)026-232-0052/FAX)026-232-0050
e-mail)npsam@coral.ocn.ne.jp / URL)http://www.npsam.com
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