2011.07.15 [ 長野県立美術館 ]
「第4回 長野県信濃美術館モニター会議」報告
こんにちは、信濃美術館です。
平成23年7月9日土曜日の13時30分より開催されました「第4回 長野県信濃美術館モニター会議」の報告を致します。
モニター8名中6名が参加。橋本館長就任後、初のモニター会議であったため、館長挨拶の後、モニターに自己紹介をお願いした。
(※会議に先立ちモニターからは、開催された展覧会を観ての感想や、美術館への意見・要望をアンケート調査し、会議の資料とした。)
●展覧会報告をうけての質疑応答
・作品保護の為、照度に気遣っているようだが、照明は何か特別なものを使っているのか。
→展示室の蛍光灯は紫外線を出さないものを使用、スポット照明は紫外線カットのシートでカバーするなどしている。
・「資生堂にみる商業デザイン」展の最中に「倉敷・大原美術館コレクション」展のテレビCMが流れていて紛らわしかったが・・・
→当初、「大原展」のCMは、もっと会期近くになってから入れる予定であったが、震災の影響で一般のCMが減ってしまった為、急遽、文化的な内容のCMを組み入れることになり、誤解を招く結果となってしまった。
●「来館者の満足度を高めるために」をテーマとした意見交換
①どのような展覧会が観たいか
「幅広い芸術の紹介」
・レンブラント、フェルメール、ゴッホ、ゴーギャンなどの展覧会
・善光寺のお膝元という立地を生かして「秘仏展」
・信州を舞台にした小説やマンガなどの展覧会
・信濃美術館の建替えも一緒に考える建築の展覧会
・映画や写真など映像作品を集めた展覧会
「生活の中の美術」
・信州の織物展
・公園もまきこんで行うクラフト展など
「楽しむ心を育む美術」
・木の遊具のある展覧会
・ピアノを描いた作品のそばに本物のピアノがあるような音楽の展覧会
・絵本の展覧会(読み聞かせも)
②割引、特典、イベントなど
・善光寺平アートラインの中で様々なコースを提案し、全部まわったらマイスター登録
(ex. 池田満寿夫マイスター、現代アートマイスター、日本画マイスターなど)
・招待券プレゼントでアンケートをとる
・新潟や山梨など、近県の美術館との割引提携
・夜の美術館巡り
③広報
・美術館の思いが伝わるよう、文字媒体での広報も必要
・地元ケーブルテレビで、美術館の番組が流れていると興味の対象が広がるのでは
この後、教育普及に関する当館の取り組みや、来館者サービスのための研修などを担当者から報告。今後開催される展覧会を、担当学芸員より告知。
第5回会議は、「新しい美術館をつくるとしたら−理想の美術館像−」を意見交換のテーマとし、平成24年2月頃に開催することとして会議を終了しました。
【お問合せ先】
長野県信濃美術館
〒380-0801 長野市箱清水1-4-4
電話)026-232-0052/FAX)026-232-0050
e-mail)npsam@coral.ocn.ne.jp / URL)http://www.npsam.com
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