2024.05.14 [ 山好き館長の信州便り ]
よく考えぬかれたことばこそ私たちのほんとうの力なのだ(FMぜんこうじ「図書ナビ」第14回)
みなさま、こんにちは。県立長野図書館の森です。FMぜんこうじ「ひるどきもんぷらワイド」、 2024年5月14日(火)に放送された、「図書ナビ」コーナー、14回目の内容をご報告します。
オープニングトーク:ゴールデンウィーク、どんな風に過ごされましたか?
中川さん:新年度始まったと思ったら、あっと言う間にゴールデンウイーク(GW)も終わりましたね。少しお休みはできましたか?
森: GWを始めお休みの日は、図書館にとっては、皆さんをお迎えする日。 スタッフは振替休日を交代でいただいています。
私はGWの前半は、お仕事の一環で、栄村に行ってきました。地域に残されてきた、古文書やわら細工などの民具、文化財保全活動に参加してきました。
栄村は、2011年3月、東日本大震災の翌日にあった長野県北部地震で、大きな被害を受けた場所です。古文書が入っていた土蔵も壊れて、危険なので取り壊しが進む中、何とか残そうと、この地域で長年、調査をしてきた先生を中心にして、全国からボランティアの方が集まったそうなんですね。その活動が今でも続いているんです。
栄村は、例年GWの頃はまだ雪が残っているそうなんですが、今年は雪がなく、暑いくらいでした。今回の保全活動では、まず古文書のホコリやゴミを取り除く作業から入りました。外で、鴬の声を聴きながらの作業は、気持ちよかったです。お昼ごはんや晩ご飯は、地元でとれた山菜づくしでした。特に、お昼ご飯は食材の差し入れもしていただいたりして、自炊で筍カレーを作って、とても美味しかったです。 ボランティアでの活動って、こういう楽しみがとても大切なんだ。と、教えていただきました。
古文書って、一言で言っても様々で、今回目録を採ったのは、江戸時代の年貢に関する台帳でした。崩し字で書かれているので、何とか読み解きながら。難しかったけど楽しかったです。
数百年前に、確かに生きていた人たち、わたしたちの先祖が書いたものですが、なかなか読み解くのが難しくなっていて。楽しく学びながら、受け継いでいきたいなぁと思います。
今回の話題は「こどもの読書週間」その2
森:前回に引き続き、「こどもの読書週間」に寄せて、絵本作家・いわさきちひろさんの息子さんである、松本猛さんの書かれた文章をご紹介したいと思います。
業界雑誌に『読書推進運動』という冊子があるのですが、その677号に寄稿されたものです。
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