2022.12.13 [ テーマ本 ]
郷土展示【信州の火まつり】
郷土ゾーンでは【子どもの頃の小正月行事】と題して、小正月に行われる火まつりに関連した本を展示しています。(展示期間:R4年11月~R5年1月まで)
小正月とは一般的に1月15日または1月14~16日の3日間のことで、お正月に飾ったしめかざりなどの縁起物を焚き上げる行事が各地で行われます。
「どんど焼き」「三九郎(さんくろう)」「左義長(さぎちょう)」「かんがり」「でえもんじ」「かさんぼこ」「おんべ」などなど・・・。県内だけでもその呼び名も、やり方も、さまざまのようです。
皆さんの育ったまちの「火まつり」はどうですか?
ぜひその記憶を教えていただきたいと思い、アンケート集計台を設けました。
県内、もちろん県外のことも大歓迎!
アンケートのご参加をお待ちしております♪
展示本は「左義長(さぎちょう」のもとになったと考えられる、正月のめでたい遊戯に使われた「毬杖(ぎっちょう)」を焼く、という記述がでてくる古典文学や、現代に受け継がれている天皇家の行事に関する本等を紹介しています。
また、『長野県史』では長野県各地の小正月行事の詳細を知ることができます。
ぜひ手に取って、ご覧ください。
小正月にはさまざまな飾りを用いて行事が彩られますが、縁起物の飾りのひとつに「まゆ玉飾り」があります。まゆ玉飾りとは、米の粉を練って蒸して丸め、まゆの形に似せたものを、柳や樫、水木、梅などの木の枝にさして、養蚕や農作物の豊作を祈願するために作られたものです。
また、飾りの中には紅白の餅や団子がついた「餅花(もちばな)」などもあります。
お団子もお餅もどちらも美味しいですよね!
※まゆ玉も再現!職員の力作です。(素材はろうなどを固めて色をつけました)
小正月行事をとおして、古くから今へと受け継がれてきた民俗の歴史に、思いをはせてみてください。
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