2013.08.08 [ 長野県立美術館 ]
うちわをつくろう!
こんにちは、信濃美術館です。
現在開催中の「近代日本洋画の巨匠 黒田清輝展」では、代表作《湖畔》が展示されています。涼しげな浴衣をまとい、手にうちわをもった照子夫人が印象的な作品です。この照子夫人のように、爽やかな風を感じてみよう!ということで、8月4日(日)、ワークショップ「信州松崎和紙でうちわをつくろう!」を開催しました。
今回は、職人の腰原修一さんを講師にお迎えし、千年もの歴史を誇る信州松崎和紙を使ったオリジナルうちわ作りを体験。腰原さんは和紙の素材紹介や、簡単な手すき体験を行ってくださり、歴史ある信州松崎和紙について分かり易くレクチャーしてくださいました。このような機会がないとなかなかできないことですね。
最初は「難しそう・・・」とつぶやいていた参加者のみなさんも、腰原さんのていねいな説明でどんどん作業が進んでいきました。完成したうちわを見て、「楽しかったね!」ととても満足そう。色とりどりの葉っぱをあしらったうちわや、大好きな恐竜を描いたものなど、《湖畔》の照子夫人のうちわに負けない、素敵な作品が出来上がりました。
さて、照子夫人が持っているうちわが気になってきませんか?教科書や切手でおなじみの《湖畔》ほか、重要文化財の《智・感・情》など約150点を展示している黒田清輝展は8月25日(日)まで。みなさまのお越しをお待ちしております!
【展覧会情報】
●開催中〜10月1日(火)
平成25年度東山魁夷館常設展Ⅲ「Imagine」
優しく静かでありながら、強いメッセージ性をもっている東山さんの作品。戦争のさなかに抱いた死の認識から、戦後「自分も冬枯れの草も木も今ここに生きている」と実感したといいます。あの名曲が重なります。
●開催中〜8月25日(日)
信濃美術館企画展 信濃毎日新聞創刊140周年記念「近代日本洋画の巨匠 黒田清輝展」
近代洋画の父と呼ばれ、明治から大正の日本洋画界に多大な影響を与えた巨匠・黒田清輝。代表作《湖畔》《智・感・情》(いずれも重要文化財)のほか、初期から晩年までの作品およそ150点をご紹介しています。
【お問合せ先】
長野県信濃美術館
〒380-0801 長野市箱清水1-4-4 電話 026-232-0052/FAX 026-232-0050
e-mail:npsam@coral.ocn.ne.jp / URL http://www.npsam.com
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