2010.01.14 [ 伊那文化会館 ]
シリーズ第11弾!「辰野美術館コレクション展」が今週末開幕
こんにちは伊那文化会館です。
伊那谷は近代以降、日本画の池上秀畝・小坂芝田・菱田春草、洋画の中村不折・中川紀元、工芸では大森光彦など、多くの美術家を輩出しています。当館では、開館以来これら美術家の発掘と顕彰につとめてまいりました。今回は、芸術家を多く輩出している「辰野町」ゆかりの美術を特集します。
伊那谷の北端に位置する辰野町は、諏訪、松本の各地域に接していて、近世には3ヵ所の宿場が発達し、人と文化の往来がさかんなところでした。また、明治以降は鉄道の重要な分岐点となり、運輸の中継地として賑わうとともに、近代製糸業の躍進は、辰野町の経済に飛躍的な発展をもたらし、芸術文化の形成にも大きな影響を及ぼしました。
辰野美術館は、昭和53年辰野町郷土美術館として開館し(平成8年に現在の名称に変更)、町内外のすぐれた作品を収集するとともに、特別展やミュージアムコンサート、それにワークショップなど多彩な企画を通して、新しい時代を映す多様な美術を積極的に紹介しています。
今回の展覧会は、辰野美術館の所蔵品から、出土品、日本画、洋画、彫刻、陶芸など辰野町ゆかりの美術約50点を紹介します。特に辰野町出身の中川紀元(1892−1972)の作品は大作≪アラベスク≫をはじめとして8点が展示されています。また、県宝の<仮面土偶>(辰野町新町泉水遺跡出土)も見所のひとつです。
ぜひ、この機会に辰野町の美術に触れてみてはいかがでしょうか。
伊那谷の美シリーズ11 「辰野美術館コレクション展」
開催日時=2010年1月16日(土)〜2月21日(日)
休館日=毎週月曜日
観覧時間=10:00〜17:30(入場は17:00まで)
観覧料=一般300円、高校生以下無料
会場=長野県伊那文化会館 (美術展示ホール)
主催=文化庁、長野県、長野県地域文化芸術振興プラン実行委員会、長野県伊那文化会館
共催=長野県教育委員会、伊那市、伊那市教育委員会
後援=上伊那広域連合、信州美術会伊那支部、伊那美術協会
協力=辰野町、辰野町教育委員会
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