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工業

長野県は、農業県、観光県というイメージがありますが、工業も盛んな地域です。明治、大正期には、製糸業によって、日本の工業を先導していた時期もあります。現在もハイテク分野では、日本をリードする製品が生まれています。諏訪地域を中心に精密機械や電子産業が盛んであり、豊富な水と澄んだ空気は精密機械に適しており、「東洋のスイス」として名を馳せました。現在も岡谷市、諏訪市、茅野市など全域に電気機械、一般機械などの先端技術による産業が集積しています。

  • 22,671百万円

    顕微鏡・拡大鏡出荷額全国 1位

    工業統計調査 平成29年確報品目別統計表

  • 2,975百万円

    ギター出荷額全国 1位

    工業統計調査 平成29年確報品目別統計表

  • 5,967億円

    電子部品・デバイス出荷額全国 3位

    工業統計調査 平成29年確報品目別統計表

  • 8,016,712MWh

    水力発電による発電量全国 3位

    資源エネルギー庁 平成29年度統計

医療器具開発の挑戦

長野県では、民間企業、大学、金融機関と連携して、医療・福祉関連産業において、国際的競争力を持った集積地を目指す取組を進めています。
製造業など県内200社を対象とした平成29年度長野県工業技術動向調査によると、今後展開したい事業分野で「健康・医療」を取り上げた企業は、44.0%を占めました。
こうした動向を踏まえ、県では、県内各地で健康・医療産業の創出に向けた取組を全県的に展開しています。その結果、各地域で企業が開発した介護・福祉機器などの試作品を、地域の病院や大学が試験的に活用して、次の開発に生かす取組が広がっているほか、諏訪地域では、超精密加工技術を活かして医療・ヘルスケア機器の開発を目指す企業が増えてきています。
長野県産業労働部ものづくり振興課、平成29年長野県工業技術動向調査結果

航空機産業の拠点化

平成27年11月、国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の初飛行が成功し、日本の航空機産業は歴史的転換点を迎えました。これにより、将来に向けて国内関連産業規模の大幅な拡大が期待されるとともに、航空機の国産比率を高める気運も高まっています。
こうした動きを受け、長野県では平成28年5月に「長野県航空機産業振興ビジョン」を策定し、旧飯田工業高校跡地に「アジアの航空機システム拠点」の構築を進めています。この拠点には、国内唯一となる航空機部品関連の実証試験機を整備しています。例えば、着氷試験機は、航空機が地上から上空まで飛行する際の気圧、気温、湿度を再現し、航空機部品の安全性・信頼性を評価することができます。また、この拠点には、県工業技術総合センターの航空機産業支援サテライトを設置したほか、信州大学も「航空機システム共同研究講座」を開設しました。
このような取組の中、中部5県が取り組む国際戦略総合特区「アジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区」に参画する長野県内企業は増えつづけており、飯田下伊那から諏訪地域まで、平成30年4月現在67の企業・団体が特区の指定を受けています。
出典:長野県産業労働部ものづくり振興課調べ