2010.12.16 [限界集落一番(長野市中条)常盤林夫さん 純子さん]
うちの商品には「戸籍」がある
林夫さん:
2人で一生懸命やっていると応援してくれる方もいます。パートの人に手伝ってもらったり、2人とも運転免許がないから運転してもらったりと、皆さんのご芳情でやっています。わしらが仕事をしているのを見ると「楽しそうだね」と言ってくれますよ。楽しそうに見えるんだね。嫌だと思って仕事をしていないからね。「好きこそものの上手なれ」とも言うし、そうしてやっていれば、自然と商売もうまくいくんだと思いますよ。
若い人は楽して生活したがりますが…それではもったいないですよ。何でも愛情が大事。食べていただくことが大事。皆さんに奉仕して喜んでもらえるような仕事をしたいと思っています。「原料と話せるやわらかい心」がないと、おいしいものはできません。
-やはり原料が要になっているんですか?
林夫さん:
原料には誇りを持っています。でも、必要であれば商品の見直しもきちんとする。今は、家庭の生活が核家族になってきているから大型のものは売れないし、高いものも売れない。じゃあどうしていけばいいのか考えて、量を減らして安くしました。売り方やパッケージ、デザインだって大事ですからね。手描きのラベルにしたって、手間だけど、やっぱり個性があるものは気持ちをひきつけるんですよ。
快活に話す林夫さんと、穏やかにうなずきながらそれを聞く純子さん。「限界集落一番」のロゴに描かれているにこやかな笑顔そのままのとてもパワーに満ち溢れているお2人。
次回は商品化のきっかけやこれからのことを伺います。
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