-ご主人は京都のご出身とのことですが、この信濃町を選んだ理由は何でしょうか。
インターから近く日当たりが良いこと、少し高台に家が建っていることや家の水が軟水であること、また、道の駅から望む黒姫山と妙高山が残雪に覆われ雲ひとつない真っ青な空にうき立つすがすがしい景色に主人がひと目惚れして「ここはまるでスイスみたいだ。」と言っていたこと。これが黒姫陸上競技場の前の我が家を選んだ理由です。 道の駅で黒姫高原牛乳を2人で飲んだ時も、濃い牛乳の味がとっても美味しく印象的でした。
-奥様は、京都の呉服の世界で大変ご活躍されていたとお聞きしましたが・・。
呉服の仕事は大好きで、自分でも天職だと思っていました。しかし縁があり、主人と一緒に生きていく道を選びました。辞める時には、お客さんはじめ多くの人が驚かれ、惜しんでくれたのでやはり大きな決意だったと思います。主人のことは料理人として尊敬しています。長年、京都の店の常連客として通って下さった方たちも同じ思いだと思います。
-こちらに引っ越してきて、まず何から始めましたか。
家の前を通る車に向け、デモンストレーションとして手作りのお弁当を販売しました。主人が家の前の車の交通量が多いことに気が付き、ナンバープレートによる市場調査とこれからの営業の宣伝を兼ねて「あつあつ弁当550円」を売り出したんです。もちろん儲けはありませんが、お弁当の味と会話でお店のことを覚えてもらうこととしました。 私たちのお店はインターネットを使ってお店の宣伝をしていません。実際にお弁当を食べて「美味しい!」と思った方が口コミで広めてくれればありがたいと思っています。
-まずは「味」を知ってもらうことが大切なんですね。その後反響はどうでしたか。
おかげさまでお店の名前が知れ渡り、数多くのお弁当の注文が入って大変でした。しかし、頂いた仕事は最初から断るのではなくて、やってみてから無理かどうかを考えることとしました。
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