暑い夏の日がつづきますね。こんな日は木陰に入ってゆっくり休みたいですね。
こんにちは!林務課のあべべです。
今回は林務課らしい活動を紹介したいと思います。先日、林業用の苗木生産に使う種子を採取する米子採種園で大きな古木を寝かせました。
樹高20mを超える立派な古木で、ハチやカミキリムシの幼虫の住処になっていました。もう葉は緑色を残しておらず、あとは倒れて土に還るのを待つばかりという老木です。
採種園で行う今後の作業の安全を確保するため、一足先に休んでもらうべく伐倒を行いました。
伐木作業は大変危険を伴う作業ですので、安全には特に注意を払います。チルホールという器具を用いて柵や建物のある方向に間違って倒れて行かないようにします。
チェーンソー名手N氏の振るうチェーンソーのエンジン音が止まり、パキパキという音とともに古木が倒れました。
枯木とはいっても大木、寝かせるのにも一苦労です。誰も怪我することなく伐倒作業が終了しました。
つづいて枝を外して、幹を切りやすくします。一本の古木から一山ほどの枝が回収できました。
幹は座りやすい大きさの丸太イスと看板になる予定です。
製作途中の看板
日常生活では樹木そのものに触れることは少なく、加工されて製品になったものとして木に触れることが多いです。
しかしどんな製品も元をたどれば山に生えている一本の木なんだと改めて実感した一日でした。
夏の暑い日は木陰に入って、その木がどんな樹種なのか、どんな実や花をつけるのか、伐るとするとどんな製品ができそうか思いを巡らせてみてはいかがでしょうか?
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