2019.10.31 [ 長野地域の【暮らし】長野地域振興局 ]
長野地域に住もう!(移住・二地域居住のすゝめ Part2)小川村編
――長野県に来て、驚いたローカルルールやカルチャーショックはありましたか。
学校の近くで熊の糞が見つかったら、登校にすごく気を遣うので驚きました。この程度なのに(笑)
あとローカルルールというわけではないですが、人口が減っていく中で、今後、小規模な町村は存続が危ぶまれると思うので、役場職員だけでなく、みんながもう少し危機感を持ってやっていた方がよいかなぁと思います。
――方言はわかりましたか?
言葉は、全然大丈夫でした。今ではこちらの言葉で「なから」※とか便利に使っています(笑)。長野県の、七夕とかひな祭りとか、一月遅れの風習には驚きました。
※「なから」(大体、ほとんど、ほぼ)
――パン屋を開店してからも、介護の仕事はやり続けているのですか?
一時期はデイサービスとか日中の仕事でしたが、店をやり始めてから夜勤だけに絞ってやっています。パンは基本的に妻が作っていますので。私は子どもの送迎や、パン屋で少し手伝いをしている感じです。
――地域でコミュニティの場を作る夢も追い続けていらっしゃいますね。
人が集まる場所が作りたくて、このような形態にしたんです。今日はたまたま人が多いのですが、日によっては全然来ないですし、買って帰られる人が断然多いんですよ。ここで過ごして遊んでもらえるのがうれしいのですが、なかなかそんなことはなくて。
理想のやり方として、方法も変えていく時期かもしれません。小川村でなく、中条にちょうど良い空き店舗があったのでこの場所でやり始め、今3年目なのですが小川とか中条の人に集ってもらえればと思っていたのですが実際はそんなことがなくて、これからは長野市街や白馬とかにも宣伝を広げ、子育て世帯が集まるコミュニティの場の一つになっていければと思います。
普通の店であれば、他のお客さんの手前、子どもを気にしなければいけないような気がしますが、皆さんが食事されているときに、気にせず子どもが大きな声で遊んでいるような、子ども同士が勝手に仲良くなるような、そんな店があってもいいなと思っています。
――困っていることはないですか?
そんなにないですね。雪も思っていたよりそんなに多くないですし、移住1年目は大雪の年だったみたいですごく多かったのですが、それ以降はそんなに大したことないです。
結果的に、介護の仕事は夜勤でやっていますが、収入についてはちゃんと考えないと暮らせていけないですね。理想だけで食べてはいけないことはわかっていたので。
――移住して嫌に思ったことはありますか?
特にないですね。
――コミュニティが強すぎるとか、お祭りとか消防とか。
それは移住前に話は伺っていましたし、そういうものなんだと思って来ているのでそんなに苦ではありません。知らなくて移住すると大変かと思いますが、覚悟あるうえで来ています。
――移住前は埼玉の奥さんの実家にいたということですが、住みやすさはいかがですか?
長野まで買い物に出ると結局どこでも同じものが揃うので、埼玉も長野も関係ないですね。お店に行く時間が違うくらいで。小川村から30分で長野、大町、白馬も行けるし、別に孤立しているわけではないので、水準的には街の暮らしとなんら変わりありません。
村営住宅に住まわせてもらっていますが、たまたま新築で入らせてもらって、オール電化で村にいながら快適な生活を送っています。家の近くに水路が流れていて、水の音も聞こえるし、蛍も飛ぶんですよ。楽しいです。
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