菅川の棚田を一望できるところから見た風景は、まるで、海辺で半農半漁を営む漁村のようです。
ここでは、時の流れがゆっくりと感じます。
菅川集落から野尻湖へ張り出された桟橋が二つ。
今年は異常な暑さのうえ、雨も少なかったためか、桟橋の足が顔を出しています。
桟橋から左前方を見ると、手前に寺ケ崎、その奥に竜宮崎が湖に突き出しています。
代わって右前方を見ると、手前に松ケ崎、その奥に樅(もみ)ケ崎が突き出しています。
(黒姫山は残念ながら拝めず…)
近くに遊泳客用のシャワーがあったり、漁(?)をしている人もいたりと、信州にも海があるかのようでした。
野尻湖の特徴のひとつに、名前の付いている崎(岬)が8つもあることが挙げられます。
特に竜宮崎と樅ケ崎は鋭く長く突き出しており、複雑に湾が入り組んだリアス式海岸を彷彿とさせる景観です。
この複雑な形状が芙蓉(フヨウ)という花の葉に似ていることから、野尻湖は芙蓉湖とも呼ばれます。
さらに右を見ると…これは何でしょう!?
スロープのようなものがあります。
観察眼の鋭い仲間が、長年の経験をもとに推理をすると、
・このスロープは、湖に流れ込む水路につくられた魚道だとみた。
・湖の水位が下がった時に威力を発揮するようだ。
とのこと。
…ということは、今まさに威力を発揮している真っ最中なのでしょうか?
水路出口につくられている珍しい形状の転倒ゲート。
この役目は何…?
きっと、湖の水位が下がっている時に魚道へ水を誘導するためのものではないだろうか。
…そうであれば、そろそろゲートをもう少し上げたいところ。
(確認をとっていないため、あくまでスタッフの私見です)
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